うちのデブちゃんは引き戸なら軽々と開けてしまうつわものなので、こっちが気が付かない内にどっかのドアを開け、その開いたドアから
知らんネコが勝手に入ってきて勝手にうちのネコらの餌を漁っている姿を、うちのむぎさんが部屋の片隅で固まったまま凝視しているってのが我が家の日常茶飯事。

で、そのむぎさん。
うちに来て早々3年ほど経つんですが、元々無口だったのに加えて、最近は行動も非常にスローになってきて、なんとも感じは
お婆ちゃん。昼寝からノソーっと起き出して餌場に行くんですが、そこに行くドアが閉まっているのでその場にチョコンと座って誰かが開けてくれるのを待っている。一声鳴くなり甘えに来るなりすればこっちも分かるんですが、こっちが気付くまで黙ってじーっと待ってる。「黙ってればどのくらい待ってるんだろー?」と、わざと気付かない振りをして様子を見ていると、時折こちらをチラチラ振り返りこそすれ、あとは黙ってドアを見つめているばかり。
30分経っても。こっちが根負けして席を立つと、途端に小躍りして喜ぶむぎさん。なんだ?あれは黙って死ぬタイプなのか?

散歩に出たい時もその調子で、玄関にチョコンと座って開けてくれるのを待ってる。それか、デブちゃんが散歩から帰ってきて玄関を開けるのを待ってるか。ホント、鳴けばいいのに。まぁ、さすがに散歩から帰って来る時は、
アピールしないと永遠に入れてもらえないのを知ってるのか、網戸を2回叩いて存在を知らせてくれますが。
動きの遅さも相当なもので、ネコオモチャを見ると子猫らに混ざってむぎさんもやって来るんですが、子猫らのペースに合わせてオモチャを動かすと、
むぎさん付いて行けず。むぎさん満足のペースにすると、子猫らすぐ飽きる。たまのお風呂や爪切りなど、何か大嫌いな事をする時も、逃げる事は逃げるが、本気の欠片も見えないモッソリとして逃げ方なのですぐに捕まる。その時ばかりはか細い声で「イヤァ」と鳴く。まぁ、鳴き声が聞こえてちょっと嬉しいんですけど。子猫の時は「トゥルルン♪」と可愛い声で鳴いてなのになぁ。
そんなむぎさんのお話でしたとさ。

でも、障子だけは徹底的に破る
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