新譜の紹介なんぞまずないサブタレにしては珍しく、ついこの間出たばかりのアルバムについての雑感を。まぁ、デュラン・デュランの30年以上も前に出たアルバムのリマスター版なんですけど、一応新譜扱いで。
2009年に発売されたかと思いきや、あっという間に絶版となりアマゾンなんかで異様な高値が付いてたデュラン・デュランのと言うか、80年代を代表する名盤“リオ”の2枚組デラックス・エディション。半ば諦めてたんですけど、7月1日にリーズナブルな価格で日本版が発売されたので早速購入しましたが、色々と驚かされたのでその辺をポツリポツリと。
まず収録内容は以下の通り。
ディスク:1
1. リオ
2. マイ・オウン・ウェイ
3. 悪夢の中の孤独
4. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ
5. ホールド・バック・ザ・レイン
6. ニュー・レリジョン
7. ラスト・チャンス・オン・ザ・ステアウェイ
8. セイヴ・ア・プレイヤー
9. ザ・ショーファー
10. リオ (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
11. マイ・オウン・ウェイ (カーニヴァル・リミックス) (Bonus tracks)
12. 悪夢の中の孤独 (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
13. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
14. ホールド・バック・ザ・レイン (US アルバム・リミックス) (Bonus tracks)
ディスク:2
1. ラスト・チャンス・オン・ザ・ステアウェイ (マンチェスター・スクエア・デモ)
2. マイ・オウン・ウェイ (マンチェスター・スクエア・デモ)
3. ニュー・レリジョン (マンチェスター・スクエア・デモ)
4. ライク・アン・エンジェル (マンチェスター・スクエア・デモ)
5. マイ・オウン・ウェイ (オリジナル・7”ヴァージョン) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
6. ライク・アン・エンジェル (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
7. ケアレス・メモリーズ (ライヴ) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
8. ザ・ショーファー(ブルー・シルヴァー) (アーリー・ヴァージョン) (ノン・アルバム・シングルズ・アンド・Bサイズ)
9. マイ・オウン・ウェイ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
10. ハングリー・ライク・ザ・ウルフ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
11. リオ (ナイト・ヴァージョン) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
12. ニュー・レリジョン (カーニヴァル・リミックス) (ヴァージョンズ&ミキシーズ)
13. ホールド・バック・ザ・レイン (カーニヴァル・リミックス) (ヴァージョンズ&ミキシーズ) 以前出てたダウンロード版だと、これにMy Own Way(Instrumental version)とHold Back the Rain(Alternate remix)が入ってたんですけど、今回もディスク版には収録されず。
リマスタリングに関しては、まるで別物のような極端な調整はされておらず、リオではジョン・テイラーのベースに重みが加わり、以前だとエンド近くのサックスに被さっちゃって聴きづらかったアンディ・テイラーのギターがちょい聴き易くバランス調整。また、マイ・オウン・ウェイではロジャー・テイラーのハイハットワークも堪能できちゃう、印象を激変させないけど細部に耳が行っちゃう良いリマスタリングなのかと。
で、これを買うまで私が20年以上聴き込んでいたのが最初にCD化されたバージョン(CDP 7 46003 2)なんですが、それと比べると色々と違う。元々LP、カセット、発売国などによって微妙に違う、バージョンの多さが有名なアルバムでもあるんですが、リマスタリングの元となってるのは一体どのバージョンなのやら。
たぶんLPバージョンが元になってるのかも知れませんが(wikiを見ると収録時間が微妙に違ったりもしますけど)、ちょっとそれだと比べられないのでCDバージョンとの違いで気づいたところを。
■悪夢の中の孤独
イントロが短く、キーボードのアレンジも違う。
■ホールド・バック・ザ・レイン
もう、イントロからして違う。CDだとギターリフから始まるんですけど、こっちはキーボードから。で、いきなり「ホールド・バック・ザ・レイン♪」とか呟かれて
ビックリする。コーラス部のベースが低めに抑えられてて、ブリッジも全然違う。確かLPバージョンってこんなんだった気もしますが、久しく聴いてないので驚かされる。
■セイヴ・ア・プレイヤー/ザ・ショーファー
エンディングの繰り返しが違うので、気持ち長め。
とまぁ、こんな感じ。
これまでも聴かない期間が半年もないヘビロテアルバムなので、内容には全く不満なしの一枚。強いて不満を挙げるとすれば、ライナーノーツが付いてるのは良いが相変わらず内容が薄いってのと、デジパックだって点でしょうかねぇ。
嫌いなんですよねぇ、デジパック。
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