1000本突破

春先の風は強いって分かったつもりでしたが、なにもウチのアンテナを折るくらい強く吹かなくても。おかげさまで、ウチのテレビはＤＶＤ再生専用モニターと化しております。まぁ、いつもと一緒ですね。
それはさて置き、2006年の1月に『エコーズ』の9行そこそこのレビューで始まったこのサブタレも、あれよあれよと6年目に突入。途中ずいぶんとお休みをしてしまってたので、「のべ5年！」と胸を張って言えないんですけど、まぁウェブ上にそれくらい存在はしてたってことで。
で、総記事数もこれの前の『ランボー』が、ちょうど1000本目。えぇ、だからダラダラ長いんです。気合と思い入れだけが空回りしてたんです。それにしても、まさかこれだけ続けられるとは自分でも思ってなかったサブタレ。それもこれも、わざわざこんな所にまで来て下さった皆様のおかげ。どーもどーも、ほんとにほんとに。今みなさんが知りたいであろうタイムリーなタイトルなんて間違いなく出てきやしないのに、それでもちょこちょこ来訪頂けるというのはやっぱりアレですか？ウッカリですか？
検索などでウッカリ来られた大多数の方々がもう2度と訪れてはくれない反面、何百人かに一人だけ一日中掛けて何百ページも読み耽って下さるという、私の人付き合いと何ら変わらぬ好かれ嫌われがハッキリしてるサブタレでございますが、今後ももうちょっとだけお付き合い頂ければと。1000本超えたからと言って、メインストリームにもうちょっとすり寄っておこうなんて思いもしてないこんな所でも良ければですけど。ではでは。

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ちょっとずつ

鉄道も復旧し、遠くの線路から聞こえてくる列車の音に、なんとも安堵感を覚えてしまう今日この頃。漁業や農業、酪農業が受けたダメージを考えると、これからより一層震災の影響が日常に入り込み始めるのは分かってるんですが、こんなちょっとしたことでも普段の生活に戻りつつある事が実感できて嬉しいもんですねぇ。節電なのか自粛のつもりなのか、近所のお店でも看板の電気を消してる所をよく見かけますが、『宇宙戦争』でもちょろっと映ってましたが、苦しんでいる時の電灯の明るさほどホッとするものはないんだから、そこは点けようよ。煌々と点けようよ。



で、車を運転しながらラジオを聴いてると、地元のミュージシャンが震災の体験を基にした書いた応援ソングとやらを流してる。これがまた、小学生の作文を聞かされてるかのようなもので、「オマエらが頑張れよ！」と逆に応援したくなる。音楽の力云々ってのも、よりけりだなぁと考えながら外を見ると、小学校の桜がキレイ。これで口直しでもしようと車を止めて小学校へと向かうと、結構たくさんの人が見に来てる。なんかこう、こういう光景を見てるだけで元気になれますねぇ。だから、アレだ。花見をもっとしましょうよ。宴会しましょうよ。もっと騒ぎましょうよと。


なんだかんだ、自然には敵わない

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お祭り

露店で見かける“ジャンボたこ焼き”って、別に大きなタコが入ってるわけでも、たこ焼き自体が大きいわけでもないんですよねぇ。じゃぁ、何が“ジャンボ”なんだろ？そもそも“ジャンボ”は大きさを表してるんじゃなくて、スワヒリ語の挨拶のつもりなんでしょうか？“コンニチハたこ焼き”なんでしょうか？

それはさて置き、うちの地元ではこの時期と秋に結構規模の大きいお祭りを開催してるんですが、今年は震災の影響もあって市は中止を決定。でも、地元の有志が「こんな時だからこそ開催しなきゃなんないだろうよ！」と、市の決定なんてなんのそのと強行開催。お馴染の露天商には震災で大きな被害を被った方も多かったので、随分と規模を縮小してでの開催であったものの、ちょっとしたお祭り気分を味わえた事に、地元住人の顔に安堵の表情も。被災地に向かう自衛隊の大型車が数多く道路を行き交い、空ではヘリコプターが腹に響くローター音を鳴り響かせる異様な状況下ではありましたが、どんな形であれ立ち直ろうとする地元の姿を見れたのは、やっぱり嬉しいもので。すれ違いながら車中から露店を眺める自衛官の姿と、自衛隊の車を見つければしきりに敬礼をする小学男子の姿も、とっても印象的で。
私の親父がそのお祭りの中心人物だったこともあり、お祭りの助っ人に駆り出された私。ザックリとジャンル分けすれば強面の部類に入る私なんで、あてがわれた仕事は歩行者誘導と巡回。ただまぁ、コンビを組まされた相方が元相撲取りの大男なもんだから、なんか私の方がコミックリリーフみたいな感じ。ちょっと心外。

地元の子供たちは久しぶりの露店に大喜びで、ウチの息子もその中のクジ引き屋に入り浸り。なんとも残念なオモチャばかりを獲得してたんですが、お祭りも終わる間際に興奮した口調で「一等賞当たったよ！一等賞！」と私のもとへ。「ほうほう、何が当たったんだい？」と見てみれば、息子の手に握られてたのはコレ。



……思う存分騙されてるぞ、息子よ。
そもそも、「じゃぁ、今までのガラクタは何等だったんだい？」って疑問も浮かばなくもないですが、まぁこうやって大人になっていくんだなぁとシミジミ。そのウ○コ棒で、心ゆくまで遊んでおくれ。



て言うか、もう壊れてるし…。


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さすがに…

今後30年以内に高確率で発生するらしい宮城県沖地震。で、一昨日深夜に大地震発生。私の所でも震度6強の凄まじい揺れだったんですが、あれも余震なんだそうで。6強のくせに。もう、宮城県沖地震でいいじゃん。
なんとも普段通りの生活に戻りつつあった矢先での地震だっただけに、怖かったというより、ガッカリしましたねぇ。かなりへこみました。前回の地震で被害が甚大だった沿岸部の皆様も、心を強く持って頂けたらなぁと。
そんなこんなで、電気は今朝復旧したもののネットが繋がらないので、ちょっとばかしサブタレ休みます。まぁ、ヤフー次第。頑張れヤフー。

住民総引き籠り

原発の問題に話題が集中する事は仕方がないにしても、日に日に震災から話題が遠ざかってきている気がしないでもない今日この頃。まだなーんにも終わってないのに。始まってもないし。
それはさて置き、私の住んでいる町は壊滅的な被害を被った沿岸部から然程離れてはいないものの、比較的被害の少なかった場所で。地震による住宅損壊や道路の陥没以外は、これと言って目立った傷痕もなく、ここ数日で営業を再開する商店が増えるなど以前の日常に戻りつつ。元々田舎町で大した人口を抱えてない上に、専業農家以外はほとんど町外へ仕事に出ているので、平日の日中は人の姿がほとんどない町のはずなんですが、今日スーパーに行ってみるとこれまで見た事がないくらい人でごった返している。近隣の街もほとんど経済活動が再開したはずなのに、震災後仕事に行きたくても行けない状態がずーっと続いている人があまりに多い。ガソリンがなかなか手に入らないために車を使えず、鉄道も復旧の目処が全く見えない。ガソリンも物資も援助も、大きな街か被害の大きな町に集中してしまうので、こんな小さな町は瞬く間に陸の孤島に。結果、行く所もやることもない人々が、パンパンになった先の不安から少しでも気を紛らわせるために、空っぽの商品棚だらけのスーパーに集まってるんですよねぇ。なんか、ロメロの描いた世界に放り込まれたような感じでしたよ。


これだけ並んで、ようやく10リットル少々入れれる翌々日分のガソリン整理券が手に入る

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至福

被災後しばらくは電気も水もない状況ということもあって、主食はもっぱらお菓子だった私。カップ麺もあったはありましたが、数にも水にも限りがあったので、朝食にビスケット数枚、昼は我慢して、夜にカップ麺という生活。しかしながら、如何せん日本人。米が食いたくてしょうがない。「よし！ご飯を炊くぞ！」と決意をし、土鍋を引っ張り出しうろ覚えの記憶を基に炊飯開始。なにせうろ覚えの記憶なもんで、焦げたりびちゃびちゃだったり試行錯誤を繰り返し、3日目くらいにようやくご飯らしいご飯を炊くことに成功。「炊飯ジャーがなくても、しばらくはご飯が食えるぞー！」と家族で喜び食卓を囲んでいるその瞬間、電気がつきましたとさ。

まぁ“土鍋最高！”って話なんですが、それはさて置き、昨日の夜から並んでようやく10リットル少々のガソリンを手に入れられた私ら一家。ライフラインの復旧している近隣の町に営業中の温泉施設があるって情報を仕入れたんで、2週間ぶりの風呂を目指してドライブ。大量の洗濯物も一緒に。車の中は、きっとえも知れぬ臭いで充満してたんでしょうねぇ。
で、私らと同じような人たちでごった返す温泉にとっぷりと浸かりリフレッシュしたあとは、車のトランク一杯の洗濯物を持ってコインランドリーへ。そこもごった返してはいたものの、何とか洗濯を終え、洗いたての衣服に総着替えをして自宅へ戻る道中、お気に入りのラーメン屋の入口に暖簾が掛かっているのを発見。もちろんお店に突入＆数週間ぶりのお店でご飯を「いただきマウス！」。
いやぁ、至福の一日でしたねぇ。あのラーメンは、今年食べた物の中でも2番目に美味しい御馳走でしたし。1番はまぁ、土鍋で最初に炊いた硬く焦げ臭いご飯なんですけど。


プラスアルファーの美味しさ

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食料品

ねぇねぇ、まだ買い占めやってんの？
なんとも馴れ馴れしい書き出しではありますが、「自分たちに何が出来るのか考えさせられます」とか「頑張ってください！」とかニュースで流れる首都圏の方々の温かい言葉に励まされながらも、そんな心配をしてくれる傍ら食料品やら燃料やらを買い占める姿に、キツイ言い方ですが「じゃぁ、端から心配なんかしてくれなくていいよ」と思ってしまう今日この頃。被災体験をちょっとだけ味わいたいんでしょうか？

それはさて置き、地震の当日は家にいた私。突然の強烈な揺れに、動揺しつつも買ったばかりのテレビを押さえつつ揺れが治まるのを待ってみたものの、治まるどころか強まる一方の揺れに、ただ一言「あ、ダメだ…」と発し家から逃げ出したもので。
すぐさま私の実家にいた家族を迎えに行き、事態の深刻さはまだ分かっていなかったものの只事じゃない雰囲気だけは感じていたので、食料品だけは買っておこうと近所のスーパーへ。如何せん田舎町なので、スーパーといえばイオンと農協のみ。とりあえず農協へと向かうと、入口の大きなガラスは砕け散り、ブルーシートに既に覆われてた状態。それでも店員さんは店頭に立ち、食料品を求める大勢のお客さんの要望を聞いて、停電で真っ暗になった店内に商品を取りに何度も往復しておりました。その姿に「すげぇなぁ」と感嘆しつつも、さすがに大した量の必要品が手に入らなかったので、今度はイオンへと。ところがイオンは閉店。まぁ、店内のダメージの問題もあるんだろうなぁと思いながらも、若干なんとも言えぬモヤモヤも。
翌日、再度農協へ。午前中のみの営業とはなってたものの、昨日同様店員さんが可能な限り在庫を探して持ってきてくれている。
で、イオンはどうかと言えば、普段から100円のお菓子ばかりを店頭に並べてる。次の日もお菓子。たまにカップ麺。でも、メインはお菓子。最初の一週間はこんな感じ。なんだ？ここは駄菓子屋か？

それぞれ事情はあるんでしょうが、スーパー間ではっきりと個性が見えたなぁと。
それにしても、地震から10日が経過。肉や魚介類はおろか、納豆やパンなど普段全然気にせず食べれてた物が全く食べれない。まぁ、食べたい物を求めるんじゃなくて、今ある物を美味しく食べれること自体に幸せを感じるようにはなりましたが。
そんなこんなで、今日もやり過ごしておりますよ。

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ここんとこのアレコレ

相変わらず断水が続いてるんで、絶賛不潔真っ最中のたおです。お風呂に入る夢を見ます。
さてさて、ようやく電気もネットも復旧したんで、サブタレ通常営業再開しようかと。ただまぁ、映画を観ていたわけもなく、しばらくは被災の日々のあれこれになるかと思いつつも、如何せん地震直後から停電が続き映像での情報が全くなかったので、地震直後に起こった様々な事柄に関しては、皆さんの方が詳しいのかなぁと。実際、電力復旧後にＴＶやらネットやらで映像を片っ端に見ていると、なんかその渦中に自分が居た事が信じられないと言うか、『オーロラの彼方へ』のラストみたいにブワブワーっと変化した過去が頭の中に入り込んでくるような、不思議な感覚に襲われてますし。

で、ここ数日はようやく多少の不便さを感じつつも、家族とネコらと共に平穏な日々を送れつつありますが、最初の一週間はホント辛かったですねぇ。半日寒空に並んで、僅かながらにようやく手に入る水や食料。それらを巡る諍いも絶えず、秩序が破綻しそうな瞬間が幾度も。やっと復旧した電力で見れるようになったＴＶを付ければ、首都圏での燃料や食料の買い占めと、頭の中にでっかい「？」が浮かぶ不可解なニュース。かつての職場があった慣れ親しんだ街は津波で甚大な被害を被り、その地に赴けば停電で警報機が作動しない事を良い事に大規模な略奪や、大手スーパーの駐車場のネットなどにいまだ残される遺体や路上に転がる車から金品を漁る某国人と思われる集団など、見聞きしたくもない悲惨な事柄ばかり。救援や復興も始まり、ようやくその手の事柄も落ち着いてきましたが、しばらくは記憶に残ってしまいそうで。それでも、家族全員無事に過ごせている自分はどれだけ幸運だったのか、幸せなのかを忘れないようにしないとなぁと。

ＴＶも普段通りの番組になり始め、なんとなくいつも通りの日々に戻りつつある雰囲気にありますが、家を失い避難所で過ごしている方々にとっては、これからが正念場であるってことだけは忘れないで欲しいなぁと最後に。

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報告

どーもご心配をおかけいたしまして。とりあえず無事でございます。ライフラインは相変わらずズタズタですし、食べ物・水・燃料・経済的などなど困窮状態にはありますが、いかんせん空元気が売りの私。しぶとくやっております。ネットは繋がってないうえに、携帯の電波も不安定なので本格復帰はまだ先にはなりますが、復帰しましたらここんとこのアレコレを書こうかと。戴いたコメントの返事もその時にしますので、それまではまとめて｢どーも｣と。まだまだ大変な方々も大勢いらっしゃるので、皆で応援できればと。
でわ。

サブタレアンケート 今月のお題

正月期間も概ね終わり世間は通常営業となってますが、まだ餅が余っております。アンコ餅にも飽き飽きです。そろそろカレーが食べたいです。
そんなわけで、今月のサブタレアンケートのお題。あの、右の方に貼り付けてあるアレです。“今月の”と言いつつも、一つは先月から貼ってるやつですが、まぁお気になさらず。
一つ目は、【スティーヴン・キング原作映画の傑作と言えば？】ってやつ。まぁ、この間『ペット・セメタリー』を観たばかりだから浮かんだ安易なやつですが、それもお気になさらず。如何せん選択肢が16個しかないのでベタなラインナップになってしまいましたが、どうしても『地下室の悪夢』に一票入れたいって方がおられれば、“その他”に入れていただければ。
もう一つが、【ＤＶＤ／ブルーレイ化して欲しい作品は？】ってやつ。コメントを頂いた『ミラクル・マスター』を選択肢に入れ忘れたのは痛恨の極みですが、まぁ皆さんの中にある「これがＤＶＤになってねぇってのはおかしいだろうが！」ってのを選んで頂ければと。絶版品を含めちゃうと膨大なタイトル数になると思いますので、あくまでＤＶＤ／ブルーレイ化されてないやつを、出来れば。まぁ、廉価版じゃなくてもいいから『メガフォース』とか『ミディアン』とか『エボラ・シンドローム』とか再販して欲しいタイトルはたくさんあるんですけどねぇ。
覚えてたら、後ほど結果発表をしたいなぁと。
あ、今思い出した。前回のクリスマスアンケートの結果を書くの忘れておりましたねぇ。まぁ、『ダイ・ハード』の圧勝でしたよ。

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