さてさて毎年恒例の年間ランキング。
年明け早々に去年の事を振り返る、なんとも後ろ向きな感じもしないでもないですが、都合の悪いことは忘れたがる私の脳内活性には良いのかと。
で、昨年度の総記事数が326本。映画レビューが229本で、その内私が初めて観た作品ってのが127本。「よくも飽きずにまぁ…」って感じですが、その127本の中から選んだベスト&ワーストを。まぁ、さっき慌てて振りかえってみたランキングですんで、
明日になったらコロっと順番が変わる順位に全く重みのないランキングではありますが。
ベスト
@
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルA
ぼくのエリ 200歳の少女B
ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜C
メガマインドD
ミッション:8ミニッツE
プリズン211F
ゴーン・ベイビー・ゴーンG
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団H
X-MEN:ファースト・ジェネレーションI
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!人付き合い同様、映画に対しても“好き/嫌い”がハッキリ分かれてしまう私なんですが、2011年はどうにも“まぁまぁ”って作品にばかり出会ってたようにも。悪くはないけど良くもないって感じの。人付き合いで言うなら、
飯くらいは一緒に行けるが旅行はイヤって感じ。
そんな中でも、トム・クルーズが求めていたであろうスパイ大作戦がようやく完成した感が強かった@はダントツ。『
ぼくのエリ 200歳の少女』と大いに迷ったが、「
3回連続で観るならコッチ」という単純な理由で選択。ブルーレイでの観賞ではありましたが、ハンサムファンタジー『
ナイト&デイ』で始まりハンサムスパイで締め括る、
とってもハンサムな一年だったなぁと。Aは映画として描いている本質以外の部分ばかりが騒がれてしまった印象もありましたが、純粋さと残酷さが背中合わせになった見事な恋愛映画として。ダイアン・クルーガーがひたすらグレーの立場に立っていたからこそ成立した、大人の純愛映画だったBも忘れ難し。Cは震災のドタバタでいつの間にか公開が見送られてしまいましたが、“ヒーロー”ってのを様々な角度から捉えた見事な一本。劇場でもう一回観たいのに。
また、物語を成立させるためでしかないSF小道具にイチャモンばかり付けていると大いに損をする、人間の定義や命の尊厳を見事な語り口で描いたDや、二転三転する展開に翻弄されたEも嬉しい拾いもので。善なる行為に疑問を投げかけたF、男子の身勝手な恋愛論理を描き切ったG、相反するキャラクターの本質を時代背景とリンクさせて描いたH、相変わらず
“俺たち〜”で括ってしまう安易さには呆れ返るが、結構切実なテーマも含んだIも印象的だった一年で。
ワースト
@
孫文の義士団A
パラノーマル・アクティビティ2B
トロン:レガシーC
コリン LOVE OF THE DEADD
幸せの始まりはE
イップ・マン 序章F
ジャーロG
デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜H
THE JOYUREI 女優霊I
バレンタインデーで、ワースト。こっちはランキングというより、単純に“
記憶に残ってる順=最近観た順”で選別。出来の良し悪しで選ぶのならセガールのあれこれやウェズリーのあれこればっかりになるんですが、“出来が悪い=嫌い”ではないので、どちらかといえば好きになれなかった作品を中心に。
そんなものをチマチマ思い出すのもアレなので、ちゃっちゃと駆け足に。
人死におんぶに抱っこだった@、前作の面白さを違う方向に膨らませちゃったA、映像プレゼン集のB、ローコストだけを評価するのは、同様にローコスト且つ過酷な状況下で傑作を作り上げたサム・ライミやトビー・フーパーなどの
先人に失礼だと思ったC、男の事しか頭にないD、最近の香港/中国映画に顕著なバランスの悪さが目立つE、変態も老いることを痛感させられたF、体感したくない事を体感させられるG、もうなんの映画なのかすら分からないH、箇条書きを小説と言い張るかのように、
設定だけ並べて映画と言い張ったIって感じで、ハイ駆け足!
ってな感じだった2011年。震災ってのを抜きには語れない一年ではありましたが、それを乗り越えてきた要因の小さな一つが映画だったんだろうなぁと。所詮娯楽にしか過ぎない映画ですが、娯楽だからこそ文句を言いながらも楽しい時間を過ごし、沈みがちな日々をちょいと上向きにしてくれたんでしょうねぇ。そんなわけで、今年もとことん映画を楽しんでやろうかと。では!
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