2006年 ドイツ/アメリカ映画 96分 サスペンス 採点★★
実績のある監督と良い俳優とそれなりに面白い物語が揃えば、少なくてもそんなに大外しはしない映画になりそうなもんなんですが、そんな一番無難そうな所にこそ地雷がウヨウヨしてたりするんですよねぇ。だから、映画は面白いんですが。
【ストーリー】
体育教師のレイは、問題を起こし停学処分となった息子のクリスと共に、お互いの絆を深める目的でキャンプへ出掛ける。しかし、山間の川で倒れているフランクという男を発見してから事態は急変。暗殺のプロであるフランクを警察に引き渡そうとするレイだったが、フランクの仲間がその後を追っており…。
優れた技能を持つ暗殺者集団のリーダーを捕らえた教師が、誰の助けも及ばない山奥で必死の逃亡劇を繰り広げるってだけで、非常に面白そうな匂いがプンプンなのだが、どうしてどうして。さっぱり面白くない。
不手際ばかりで仕事は雑だし、元警官とはいえ素人にほぼ壊滅させられる暗殺者集団の間抜けぶりも酷いものなのだが、何本かのストーリーラインが入り混じる本作の的を全く絞りきれていない演出も酷い。まるで何十年かぶりに映画を撮ったかのような、前時代的な演出も多し。
その作品選びの上手さから安心印俳優の一人であった『ポイント・ブランク』のジョン・キューザックだが、本作の役どころは別にジョン・キューザックじゃなくてもいいというか、全く似合わない。ここ最近、作品選びが上手くいっていない感もあり、心配。
結局のところ恋のキューピット役だったとも言える『ラッキーナンバー7』のモーガン・フリーマンを悪人に徹して描ききれなかったことが最大の問題点でもあるのだが、思いのほか勢いのあるモーガンキックを拝見できたし、“ボブ・ブレッチャー”ことビル・スミトロヴィッチも見れたので、★ひとつくらいオマケで。
“スナイパー”ってタイトルすら、上手くいってない
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タイトルからしてダメですね(笑)
ただの危険なハイキングにしか見えない。
ちょっとした山歩き映画でしたしねぇ^^;
狙撃さっぱりメインじゃないし。。。