甘えん坊のうえにソクバッキーであることが判明したこぶ。マウスを握ってれば「キーッ!誰なのよー、その女ー!」とその手を強烈に突き、テレビを見ていれば「そんなのいいから、ワタシだけを見ていてー!」と目の前をバサバサと飛び回る。まぁ正直、
ウザい女ですねぇ。メスなのかどうかは分かりませんが。そんなもんで、あんまりにもウルサイのでPCをいじくっている間はカゴに押し込められているこぶ。もちろん不機嫌このうえなく、ギャースカギャースカうるさいのには変わらないのだが、結局のところ所詮鳥。エサさえやってれば、とりあえずご満悦。で、そのエサなのだが、小さい頃から練りエサはお気にめさらぬようで、人が食べている物か、さすが野鳥、虫が大のお気に入り。小さな蜘蛛や蛾を捕まえて食べさせてあげると羽をプルプルさせて大喜びなのであるが、さすがにお腹一杯になるまでは虫を見つけてあげることは出来ず、もちろん
お腹が一杯になるほど虫が見つかる家なんかには住みたくもないのだが、「もっとー!もっとー!」と騒ぐこぶを尻目にどうしたものかと思案しながらふと網戸を見ると、そこには身の丈15センチはあろうかという大きなカマキリがペタリと。「おぉ!これならさしものこぶもお腹一杯になるであろう!」と早速捕まえ、もっとエサを食べさせてくれるに違いないと期待に目を輝かせるこぶの待つ鳥籠に、そのカマキリをボイっと。しかしながらよくよく見てみると、喜ぶこぶと並んだそのカマキリの大きさは遥かにこぶを凌駕し、喜んでいるように見えたこぶも実際のところ不意の侵入者に
明らかに脅威を感じているようで、小さな身体を目一杯震わせ威嚇をしていたようで。鳴き声も「ケケケッ!」と、あまり聞いた事のない鳴き声になってましたし。そんな威嚇に対しカマキリの方はといえば、ビシーっと天然蟷螂拳の構えをキメたまま全く動じず。さすが、生粋のハンター。しばし睨み合いが続いたものの、どう見てもこぶに勝機が見えないのでカマキリを出してあげようとカゴに手を伸ばした瞬間、パッとこぶがカマキリに飛びつき、ガッチリと組み倒した!「さすが、鳥!」と勝利を手にしたこぶを間近に見ようと近づいてみると、どうやら
飛びつかれたのはこぶの方で、
組み倒されているのもこぶの方。すっかりとパニックに陥っているこぶからカマキリを離したものの、すっかりとこぶは意気消沈。巣の上でポカーンと口を開けたまま半日を過ごしましたとさ。
ごめんな、こぶ。
宿敵
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確か蟷螂拳って雀と蟷螂との戦いを元に少林寺の坊主が編み出したって事になってますからそりゃぁ災難ですなぁ… しかも蟷螂は肉食だし。でも
http://f40.aaa.livedoor.jp/~phyllon/image/otherplace/Goldcrest.html
のように、自分より大きな鳥でさえ狩るハンターって凄いですよね… いやいや、無事で何より。
うわぁぁぁぁぁ!!!
トットコがカマキリに食われてるぅぅぅぅぅ!!!
相手が人間であろうが蟷螂拳の構えを崩すことなく臨戦態勢をとるカマキリのハンターっぷりは感嘆。ケツからハリガネムシさえ出さなければ好きな虫なんですが、あのハリガネムシがどうにもこうにも苦手で。。。
こぶには、もう少し小さなカマキリを食べさせる所から始めて、来年くらいにはリベンジを。
いつの間にやら“たん”付けで呼ばれちゃってる、こぶw
もうカマキリのことはスッカリと忘れちゃったようで、マウス相手に喧嘩を売るほど元気でございます。