監督 トーマス・J・ライト 主演 ランス・ヘンリクセン
1996年 アメリカTV 45分 サスペンス 採点★★★
【ストーリー】
ポートランドで婦人警官が殺害され、衣服を着たままバラバラにされた状態で発見される。連続殺人になる可能性があると読んだフランクは、ミレニアム構成員候補である元刑事のジムと共に捜査を開始するが、次なる被害者が発見され…。


今回は連続バラバラ殺人事件に挑むフランクだが、実のところテッド・バンディ風の手口を使ったりもする“バラバラ殺人事件”はストーリー上二の次。かつては優秀な捜査員であったのだが、家族を愛するあまりに被害者に自分の家族の姿を重ね合わせてしまい、客観的に事件を捉えることも理性を保つことも出来なくなってしまった男の姿を描いている。タイプ的には『
ゾディアック』のように事件に翻弄され人生を狂わせて行く物語とも言えるのだが、「自分もかつてはそうだったんだ」と言うフランクがあまりに冷静で、剃刀の刃並の切れ味を持つ彼の眼光の迫力も只ならぬ為に、ストーリーの中心である候補生が
ただ単にキャパの狭いテンパった人にしか見えない難点も。ワッツが出てこない本エピソードでのフランクは候補生の適正を診断する面接官のようにも見え、「さすが正式メンバーは格が違うんだなぁ」と感心もしたものだが、後のエピソードで“実はフランクは…”と驚愕の展開をするから、油断も隙もあったもんじゃない。
今回はフランクとジムに焦点が合わされている為、犯人も含め他のキャラクターの印象が全く薄いのだが、ジムの息子とジョーダンがベッドに並んでいるショットはスッゴク可愛い。やっぱり赤ちゃんの髪の毛はクリックリじゃなきゃ。自分の髪の毛がクリックリだったら、ちょっとヤダなんですが。

フランクがずば抜けて優秀だってことだけは伝わりました
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