1999年 アメリカ映画 82分 パニック 採点★★★
いいですねぇ、UMA(未確認生物)。夢が膨らみまくりでございます。ネッシーにイエティにオゴポゴにモケーレ・ムベンベにヒバゴン。もう、ある種小学生の頃からのヒーローです。「そんなのいるわけないじゃん」との非常に大人な意見も多いですが、そんな意見には「その昔はゴリラだってなぁ」とムキになんてならず、「見つかってないから“未確認”なんじゃん」と、癪に障る子供のような切りかえしをしてあげましょう。まぁ実際解明してみれば、潜水艦のオモチャに付けられたオモチャの怪獣だったり、ウバザメの死骸だったり、ハエや蚊がカメラの前を横切っただけだったり、毛皮を被ったオッサンだったりするので、未確認のままそっとしておいてあげるのが一番のような気もしますし。
【ストーリー】
メイン州のブラック湖で水棲動物を調査中だった男が、保安官ハンクの目の前で謎の生物に下半身を食いちぎられてしまう。この事件の調査に、ニューヨーク自然史博物館のケリーと狩猟監視官のジャックがやって来るが、彼らの目の前に現れたのは巨大な…。
ワニです。大きいワニ。日本公開時は、CMにモザイクをかけひたすらワニであることを隠していた本作。いやぁ、そこは隠す場所じゃないのでは。オチでもないのですし。で、「湖の畔で怖い目に遭う映画作るんだったら、この人がいいんじゃない?」と選ばれたのか、『13日の金曜日PART2』のスティーヴ・マイナーが監督。80分弱という非常に短い時間もあって、小気味よいテンポでサクサク進んでいく一本。とはいえ、下半身がちぎれたり首が飛んだりするサービスショットはあるものの、ワニの襲撃にこれといって工夫がされているわけでも、ワニが地上まで追っかけてきて嫌になるほど怖いってシーンがあるわけでもないので、パニックやホラー映画としては非常に食い足りない。まぁ、本作が目指した地点は使い古された題材を使用し、真剣におふざけ映画を作るという『スネーク・フライト』と方向が同じのコメディ色が強い作品であるのでホラーとしての食い足りなさは仕方がないのだが、巨大なワニを前に右往左往する人々や都会者と田舎者のいがみ合いがギャグの中心になっていた本作が“笑えるか?”となると、それもまた微妙な出来で。『ガバリン』など、笑えて怖い映画に冴えた手腕を発揮していたスティーヴ・マイナーにしては幾分凡庸な出来ではあるのだが、ご飯の時間にお家に帰ってくるワニがもの凄く愛らしいので、★オマケで。
『キャスパー』『THE JUON/呪怨』のビル・プルマンに、『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のブリジット・フォンダ、『サウンド・オブ・サイレンス』『アイス・ハーヴェスト 氷の収穫』のオリヴァー・プラットに、『M:I−2』『ヴィレッジ』のブレンダン・グリーソンと、この顔ぶれが揃った作品に、巨大なワニが出てくるとは到底思えないってのがオチの一つでもある本作。始終アヤフヤな表情をしているだけのビル・プルマンはさておき、やっぱりブリジット・フォンダは可愛い。いやぁ、ただ単に冷たそうな目元と薄い顔立ちに滅法弱いだけなんですが。その全ての表情が大好きだったブリジット・フォンダと、元々好きなワニだけを観ている分には、至福の80分で。
ご飯ですよー
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古い記事を発掘してくれてありがとー(笑)
こういうの見てくれるのってたおさんくらいで、めっちゃ嬉しいです♪
U.M.A.にする必要なんか全然ないのに、川口浩に代表されるような未確認ホニャララが大好きな日本人向けなんでしょうねぇ・・・(^o^;
全体的に流れる妙なオマヌケ感が結構ツボにはまりました。これで「み」が出てこなけりゃもっと楽しめたのに←唯一の弱点です(苦笑
こっちからもTBしますねー♪
こんなのばっか観ているたおですw
全くもってUMA関係ない本作でしたが、まぁ巨大生物だったので大雑把に満足です^^
にしても、chibisaru様が○○ズ嫌いだったとは意外で。それでも『スクワーム』を観ちゃうchibisaru様にも尊敬w