2007年06月28日

ボラって

今日は休みってこともあり昼過ぎまでグダグダとベッドの中にいたのだが、外がなんとも天気が良い。「こりゃぁ、今日は釣りっこだな」とばかりにそそくさと起き上がり、初めて釣りに行く子供が手にするような2メートル程のちょこっと竿を手に、車で海へ。
太い二本の河が一つになって海に流れ込むその河口は、スズキも釣れるスポットということで平日の昼間にも関わらず多くの釣り人で賑わっており、ちょこっと散歩に来たかのようなお気軽な扮装の私の、頭のテッペンからつま先まで(財布の中身も含め)合わせても到底買えそうにもない長くしなやかな竿がズラリと。そんな本気の方々の邪魔にならないように、隅っこの方へ陣取り、竿→糸→重り→糸→針→餌とこれまた本気の方々が見たら失笑ものの原始的な仕掛けで釣りを開始。スズキが釣れればいいなぁと思いつつも、こんな竿にスズキが掛かってしまったら到底釣り上げることなんざ無理で、キャーキャー騒ぐだけ騒いで釣り糸を切るというスズキに対する嫌がらせ以外のなんでもない結果になるだけなんですが。持ち帰るにも、ちっちゃなバケツしか持って行きませんでしたし。で、ちょこちょこと良い形のコチなど釣り上げてたんですが、そろそろ飽きてきたんで帰ろうかと思い竿を引き上げようとするが、全く動かない。根掛かとも思ったが、強引に引けばちょっとは動く。流木か海藻の束でも引っかかってしまったかと思い力ずくでリールを巻いていると、なにやら竿に海藻や流木のものとは思えない振動が。とんでもなく竿をしならせ悪戦苦闘する私に気が付いた人たちがギャラリーと化し集まってくると、私の糸の先の水面にヌラリとデカイ影が。「スズキか?」と思ってみたが、スズキなら水面を飛びはね大暴れするはず。そいつはただヌラーヌラーと左右に泳いでいるだけだ。ギャラリーの誰かが「鮭だ!!」と騒いだが、こんな所で鮭が釣れたなんて話も聞いた事がない。10分ほど悪戦苦闘し、ようやく岸の近くまで寄せると、後ろの方から「あぁ、ボラだ」と。ボラ?でも、ボラってせいぜい2〜30センチくらいなんじゃない?コイツは控え目に見ても70センチは超えてるぞ。なんとか水面から頭が出るほどまで巻き上げれたので良く見てみると…確かにボラだ。ちょっとした太もも程の太さはあるものの、このヌラっとしてツルンとした面構えはボラだ。こんなデカイのは初めて見たが、如何せんボラ。河のボラは臭くて食えたもんじゃない。てなわけで、興奮と失望が入り混じる奇妙な感情を味わったものの、釣り上げた所でバケツに入るわけもなく、ヌラっとした顔もいささか気持ちが悪いのでギャラリーのおじさんにボラから針を外してもらいリリースを。食えない魚はリリース。で、ボラって出世魚だったんですねぇ。大きいのは“トド”って言うんだと初めて知った今日でした。

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タグ:雑記
posted by たお at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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