2016年08月16日

エンバー 失われた光の物語 (City of Ember)

監督 ギル・キーナン 主演 シアーシャ・ローナン
2008年 アメリカ映画 90分 ファンタジー 採点★★★

シアーシャを見たかっただけですよ

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【ストーリー】
地上での生存が出来なくなった人類は、その存亡をかけ地下都市“エンバー”を建築。時が経ち、耐用年数の200年を超えたエンバーは老朽化し、崩壊寸前となっていた。街がそんな事態に陥っていることを知らない住人たちであったが、一人の少女リーナは謎の箱を自宅で発見。その箱にはエンバーの秘密が書かれており…。

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ジェニー・デュープロによる同名小説を、残念な方の『ポルターガイスト』を撮ったギル・キーナンが映像化した機械仕掛け系ファンタジー。製作にトム・ハンクスの名前も。
レトロ調な死にゆく街並みや機械類、原因は分からないが巨大化した生物と、どことなく毒気の抜けた“Fallout 3”のような雰囲気がなかなかいい感じの本作。限定空間で作り上げられた生活様式など、独特な面白味も。
ただまぁ、面白いのはそのざっくりとした雰囲気のみで、ファンタジーとしてもアドベンチャーとしてもSFとしても非常に中途半端な仕上がりが残念。過去の市長が肝心なことを伝えないまま死んじゃうウッカリをやらかしたのはまぁいいとしても、子供のために脱出を決意しながらも肝心の子供は置き去りという話の雑さがそこかしこに目立つのも気になるところ。敢えて語らないことで想像力を膨らませる狙いがあるんでしょうけど、その話が粗すぎるので想像するよりも前に「ま、いっか」ってなっちゃう感じも。まぁ、サクっと雰囲気だけを楽しむ作品ってところかなぁ。

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ネジの緩み具合が狂気すら漂わせていた『宇宙戦争』のティム・ロビンスや、“食わせ者”って感じがよく出てた『ヴィンセントが教えてくれたこと』のビル・マーレイ、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のトビー・ジョーンズに、マーティン・ランドーといった作品のスケールが小さい割に顔触れだけは豪勢だった本作。
でもやっぱり見どころは、『ロスト・リバー』『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』のシアーシャ・ローナン。シアーシャだけが見たかったわけですし。で、今回のシアーシャ。もともと永遠の思春期みたいな彼女なので、若さゆえの天真爛漫さと成長による周囲や大人に対する不信が良い具合に混ざった、いつもの危うさ全開。抜群に似合う赤いケープ姿やお楽しみの囁き声も堪能できたので、“シアーシャだらけの90分”を楽しむって意味では満足できた一本で。

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“生物が巨大化”じゃなく“人間が縮小”の方が面白かったかも

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posted by たお at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■あ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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