それでは、意識の半分がオリンピック中継鑑賞に割かれている状態でランキングを作りましょうかねぇ。
ベスト
@シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
A裏切りのサーカス
Bキャプテン・フィリップス
Cマーシュランド
DMUD マッド
Eリンカーン弁護士
Fピエロがお前を嘲笑う
Gパラドクス
Hカンフー・ジャングル
Iブリッジ・オブ・スパイ
J死の恋人ニーナ
アベンジャーズよりもアベンジャーズらしい@がまず印象に残った上半期。笑いも含め非常に高い娯楽性を保ちながら、目的は同じでもアプローチが違う正義論など重めのテーマを描き切った手腕が見事。今現在のところのマーベル作品最高峰なのかと。Aのジワジワと深いところに迫っていく面白味とドキドキ感は、映画的というより読書的な面白さ。キャストの存在感、物語の面白味、演出が合致しただけではなく、きちんと同性愛的な香りをスパイスで漂わせて個性も持たせたのも流石だなぁと。Bはポール・グリーングラスらしい社会性と娯楽性の高さ、Cの骨太さも忘れ難し。DEはもうマシュー・マコノヒー。マコノヒー!FGは奇抜なアイディアをしっかりと映像で見せ切った手腕に。Hの深いカンフー愛に感動する一方で、消え去りつつある香港映画に愁いを。Iは今となっては記憶もおぼろげなんですけど、スピルバーグの職人芸は楽しめたなぁと。次点のJは、監督本人がこんな場末のレビューを読んでくれたって驚きから。
ワースト
@ムカデ人間3
ASEXテープ
Bポルターガイスト
Cカリフォルニア・ダウン
Dゾンビーバー
Eファンキーランド
Fグッドナイト・マミー
Gスター・ウォーズ/フォースの覚醒
Hクリード チャンプを継ぐ男
ワーストに関しては手短に。
トム・シックスは結局面白半分なだけで何にもわかってない人間だってのが露呈した@、このキャストとスタッフでここまで笑えない作品なった事故みたいなA、作った意味もこういう風に仕上げた意図もわからないBがダントツ。大味にも程があるC、悪ふざけの域を出なかったD、笑えるコメディを作るセンスにも笑えないコメディを作るセンスにも欠けてたE、ただただ嫌いだったFがそれに続く感じ。GとHは最近のリブート流行にも言えるんですが、過去の遺産に乗っかって、あざといサービス精神だけで出来てるような感じが好きになれず。
ざっくりとこんな感じのランキング。2016年もとっくに後半戦。アメコミ映画と怪獣が2016年を席巻しそうな勢いではありますけど、「とは言ってもこの作品が忘れ難いんだよなぁ」って良作に出会えればいいなぁと。
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