2016年05月06日

ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター (Dickie Roberts: Former Child Star)

監督 サム・ワイズマン 主演 デヴィッド・スペード
2003年 アメリカ映画 98分 コメディ 採点★★★

強い日差しをモノともせず頭から湯気を出しながら無心に地面に穴を掘ってたり、雨の中傘もささずに水たまりで遊んでたり、とりあえず棒を持ったら辺り構わず振り回したりと、子供(特に男子)のやることってのは傍から見るとアホ丸出しですよねぇ。ついつい親として止めてしまいがちな行動なんですけど、そんなアホの積み重ねってのが心身の発育上とっても重要だったりも。

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【ストーリー】
お茶の間の人気者だった元子役スターのディッキー・ロバーツも、35歳となったいまではかつての人気も輝きも失い、定職にも就けない冴えない大人となっていた。そんなある日、ロブ・ライナーの新作オーディションを受けるも、まともな子供時代を過ごしていなかった彼には“普通の男”の役が出来ないと指摘されてしまう。そこで彼は、自分が体験しなかった子供時代を過ごし直すため、とある一家を雇うのだったが…。

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デヴィッド・スペードと『キューティ・バニー』のフレッド・ウルフが手掛けた脚本を、『D2/マイティ・ダック』のサム・ワイズマンが監督を務め映画化したコメディ。製作には『ピクセル』のアダム・サンドラーらが。
ホームドラマで人気を博した主人公が、そのおかげで失った子供時代をホームドラマのように絵に描いたような家庭の中で、ホームドラマのように過ごして取り戻すという、考えると軽く頭がクラっとくる奇抜な設定で描かれる本作。ただ、設定こそ奇抜だがハチャメチャな笑いで貫くのではなく、それを活かしつつも抑え気味のトーンで家族の再生や幸せの再発見に至る様を描く、アダム・サンドラー関連作品でお馴染みの“優しさ”ってのを前に出して描いていた一本。互いが影響し合い、足りない部分を補い合いながら真の幸せに気付いていく物語は定番なものであるが、定番ならではの安定した面白味にハリウッドの内幕や子役という特殊な環境をネタにした笑いが混じり合い、本作ならではの独特な風合いが生まれていたのも良かったなぁと。

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主人公に扮したのは、『アダルトボーイズ青春白書』のデヴィッド・スペード。母の愛を取り戻したいがためにスターに返り咲きたいという思いのほか切実な動機付けがあるせいか、明るく振る舞えば振る舞うほどその裏に悲しさが見えてくる、最も彼が輝く役柄を好演。アダム一家随一の可愛げを発揮しながらも、どこか不安定な脆さも窺わせる、彼のベストワークのひとつになるのではと。
その他、なんか美人格闘家って感じもしたメアリー・マコーマックや、今回は全てを破壊し尽くすような笑いに走らず一途な優しさすら見せて驚かされた『がんばれ!ベンチウォーマーズ』のジョン・ロヴィッツ、本人役で登場する『ア・フュー・グッドメン』のロブ・ライナーに、『クラッシュ』のブレンダン・フレイザーといった顔触れも。
で、ネタがネタだけに“元子役”がわんさか出演しているのも見所の本作。『コマンドー』のアリッサ・ミラノを筆頭に、『ロストボーイ』のWコリー、レイフ・ギャレット、アーノルド坊やにエマニエル坊やと、後に苦労している面々が勢揃い。そんな彼らが揃ってエンディングで子役の苦労を歌う様は、ちょっぴり感動しちゃったりもした一本で。

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posted by たお at 12:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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