2002年 アメリカ映画 104分 コメディ 採点★★★★
「人間、見た目じゃないよ。中身だよ」と言われようが、やっぱり圧倒的に美人が大好きなたおです。クリント・ハワードみたいな顔をした女の子とシャーリーズ・セロンじゃ、一瞬も迷わず後者を選びますし。そりゃまぁ、性格が異常に邪悪だったり、強烈な異臭を放ってたりすればちょっとは考えますが、ラフレシアのような臭いを発する絶世の美女がいるなら、それはそれで一度は見てみたいもので。
【ストーリー】
チアガール仲間と毎日楽しい生活を送るジェシカだったが、ある朝目覚めると身体が見ず知らずのおっさんに変貌を遂げていた。パニックに陥るジェシカだったが、理解してくれた仲間たちと原因を追究するが…。
階段から転げ落ちたり、おみくじクッキーを食べたり、朝起きたら何となくだったりと、比較的頻繁に発生する“入れ替わり”。今回は古代エジプトの呪いが原因で外見が入れ替わってしまう、アダム・サンドラー製作総指揮による一本。
ポジティヴの塊のようなジョックス女子高生がオッサンになってしまう見た目インパクト勝負の作品と思われがちであるが、あながちそうでもない。知らず知らずのうちにしてしまっていたイジメや、家庭不和、自らのアイデンティティーを捨ててまで黒人になりきろうとするアジア人など、軽くは流せない問題の数々を提示し、それをオッサンの姿になったことで一つずつ解決していく様は爽快。男の姿になってしまった親友に恋心を抱いてしまう女子高生や、頭では理解できるものの身体が受け付けない彼氏の姿など、リアクションもリアル。それらを深刻にし過ぎることなく、爆笑させつつジンワリと心に染み込ませる構成が秀逸。
これといって不満の見当たらない一本であるが、強いてあげるとすれば「なんで未公開なんだ?」という、まぁいつもの不満ですねぇ。メジャーな顔ぶればかりでクスリとも出来ないコメディは公開されるも、単に“面白い”だけでは公開されることがない…ってのも書き飽きてきましたね。
アダム・サンドラー映画の中に潜んでいる地雷として、常に観客をハラハラさせ続けているロブ・シュナイダー。バランスを重視した『がんばれ!ベンチウォーマーズ』では大人しかったが、今回はその破壊力そのままで、100分間出ずっぱりでやることなすこと面白い。風貌はそのままで、だんだん女子高生に見えてきてしまう表現力も見事。しかし、本作の面白さと可愛らしさを支えているのは、案外ロブじゃないのかも知れない。もちろんロブも素晴らしいのだが、それ以上の存在感を示したのが『Gガール 破壊的な彼女』『最終絶叫計画4』のアンナ・ファリス。上品さをかなぐり捨てて目と口を大きく開いて笑ったり驚いたりする姿は、猛烈に可愛い。“ちょっとバカな子は可愛い”要素と親しみを感じる程よい下品さを兼ね備えた彼女の優れたリアクション芸が、本作を大きく底上げしているといっても過言ではない。ある意味出ずっぱりだったとも言える『ウエディング・クラッシャーズ』のレイチェル・マクアダムスの、全身から強烈に放たれるポジティヴなオーラも魅力的。
アシュリー・シンプソンがチラリと出ていたり、ロブのお母さんがこれまたチラリと出ていたりする本作だが、まだまだロブ一本で立たせるには不安があったのか、アダム・サンドラーがロブの持ちネタで登場するオマケもついてくる。これはこれで非常に嬉しかったりも。
これはこれで羨ましい
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「ロブが凄かった」「あんな所にアダムたん」と記憶しか残っていないので、早急に見直そうと思います!
それにしても・・・
>比較的頻繁に発生する“入れ替わり”
出来うる事ならば、日替わり体験をしてみたいです。
色んな人と(笑)
「ロブ一人で大丈夫かなぁ?」と心配して出てきたようなアダムでしたが、当のロブは凄すぎでしたねぇw
で、入れ替わりですが、基本的にスケベな人間なので、どんな入れ替わりをしたいかはノーコメントで。
この作品はかなりのお気に入りです。
ロブ・シュナイダーがだんだんかわいく見えてきてしまうんですよね〜w
ころころと表情が変わるアンナ・ファリスもかわいかったです☆
確かに“ちょっとバカな子は可愛い”要素ですよね(笑)
男がどんだけ女性の仕草に弱いかってのを証明しちゃってますねぇ^^;
ちょっとバカな子は可愛いんですが、たいそうバカな子は可哀相なんですよねぇ。。。