2015年11月19日

デッド・ハンティング (Preservation)

監督 クリストファー・デナム 主演 レン・シュミット
2014年 アメリカ映画 90分 ホラー 採点★★

緻密に作り込まれた箱庭世界の中を、犯罪者として自由気ままに行動できるっていう大人気ゲームのオンライン版でよく遊んでいる私。他のプレーヤーも大勢その世界に居るんですけど、“自由”ってのをモラルとスタイルからの解放と解釈したのか、単に実社会での鬱憤を晴らしたいだけなのか、憎悪や暴力性を剥き出しにしたかのように攻撃してくる輩も多々。私なんかは映画好きが影響しちゃったのか、自分のキャラクターの背景を勝手に想像して、それに沿った行動や服装、車選びなんかをして世界観を作ってるんですけど、派手なスーパーカーで通行人を撥ねまくり、戦闘機で人々を攻撃するそういう輩って、どういう世界観を持ってるのか疑問に思ったりも。

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【ストーリー】
閉鎖された山奥の森林公園へ狩りを目的としたキャンプにやってきた、ウィトと夫のマイク、そして夫の兄ショーン。しかし、夜が明け目を覚ますと彼らの荷物は全て奪われ、彼らの額には標的マークが印されていた。ただのイタズラと考えていた彼らであったが、そこへ人間狩りを目的とした謎の集団が現れ…。

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アルゴ』などに出演していたクリストファー・デナムが脚本と監督を務めたサバイバルアクションホラー。
公園に行ってまで頭を突き合わせ携帯ゲーム機で遊んでる子供らを見て「いまどきの若者は!」と憤る年配の愚痴を、そのまんま映像化したみたいな本作。ボール遊びすれば「こっちに飛んできたら危ない!」と怒り、走りまわれば「うるさい!」と怒鳴っておきながら何を言ってるんだか。それはさて置き、匿名を良いことに好き放題やってるネット社会を揶揄するかのように、覆面に無言の子供らが襲い来る様に恐怖を演出した本作。友人同士の会話は全てラインを通し、家出は良い子でもゲーム内では殺戮者である子供らの姿は非常に分かりやすく描かれているし、理由なき剥き出しの暴力性にはそれなりの恐怖感を演出出来ていたのかと。
ただまぁ、なんとも展開がかったるい。物語が進めばあっさり犯行グループの素性が分かるってのに、前半たっぷりと時間を掛け夫婦と兄のワケあり風の様を描いてミスリードを試み、いざ佳境に入っても如何せん登場人物数が少な過ぎるのでキモとなる殺戮シーンが間延びし過ぎ。その少ないシーンですら工夫のない変わり映えの無さで、“倒す→油断する→倒される”の繰り返しでしかないので違うシーンのはずなのに「まだやってんの?」と思ってしまうこと多々。この手の映画はまず見栄えのする殺戮シーンの工夫が大事なのに、中途半端にメッセージを載せようとした生真面目さが裏目に出たのか。結果、地味な顔触れが地味な舞台で地味に殺し合いをする、なんとも地味なホラーになっちゃった一本で。

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自分も子供だったってことを忘れた大人の視点とも

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タグ:ホラー ★★
posted by たお at 12:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■た行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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