2006年 アメリカ映画 82分 コメディ 採点★★★
3日もサブタレをサボれば、瞬く間にレビューの書き方を忘れてしまうたおです。そんな忘れっぽいうえに同じことを3年続けることすら困難な飽きっぽい私なもんで、30年間も同じことを続けている人に対しては、畏怖の念すら。
【ストーリー】
不気味な子供の霊が出没する家でヘルパーをすることになったシンディ。隣人の名前はトム。そんな中、地中から現れた三本脚の機械が人々を攻撃し始める。なんだかんだあって19世紀の生活を守り続ける変な村を通過し、宇宙人に捕まってみたり、理不尽なゲームを押し付けられた末に、トムがカウチでジャンプする。
ウェイアンズ兄弟で始まったパロディシリーズが、いつの間にやらZAZの手に。まぁ、今回もジェリー・ザッカーはいないので、“ZA・”みたいなもんですが、手応えは『フライングハイ』シリーズや『ポリス・スクワッド』シリーズから全く変わらぬ安心印。
『THE JUON/呪怨』に『宇宙戦争』に『ソウ』と、誰もが知ってる作品をベースに、いくらでも笑いを取れそうな『ヴィレッジ』や『ブロークバック・マウンテン』はさておき、『ミリオンダラー・ベイビー』までも絡める大技を見せるだけでは飽き足らず、それらをシッカリとコピーした上で、「ゼッテー上品なんかにしねーぞ!」という意気込みが見事。「首が一本折れれば不謹慎だが、100本折れれば笑えんべ?」といった、しつこいまでの下品さは、30年間全く変わっていないZAZの凄さ。一発では笑えないネタも、何度も繰り返されるうちに笑ってしまう…と言うか、笑う以外は逃げ場がない乱暴さも、相変らず。結局のところ一番おかしかったラストに持っていくために、逆算的に作られたような気もしましたが。
本シリーズの顔とも言える『Gガール 破壊的な彼女』のアンナ・ファリスだが、いやぁ本当に可愛い。コメディだけではなく『MAY −メイ−』のような作品でも存分に表現力の豊かさを発揮する彼女だが、やはり本作のような派手なリアクションをする中での魅力は絶品。きっと、いい子なんでしょうねぇ。
ゲストの豪華さもパロディ映画の楽しみの一つであるが、本作もなかなかのもので。是非とも自身で“アメリカ版小林君”として出演した『THE JUON/呪怨』ネタをやっていただきたかった『キャスパー』のビル・プルマンに、彼の代わりに小林君を演じ、さらに自虐ネタまで披露した『ザ・チェイス』のチャーリー・シーン、ホタテマン化が加速するマイケル・マドセンに、『25年目のキス』のモリー・シャノンと隅々楽しい顔ぶれなのだが、やはりZAZと言えば“ポセイドン号を沈めた男”レスリー・ニールセンは外せない。ブッシュをネタに、そろそろボケてるのかマジなのか分からなくはなってきたが、御年80にして未だスッポンポンになる気概は見事。こんな年寄りになりたいような、なりたくないような。
まぁ、実物の方がおかしかったですが
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って、その【ストーリー】ww
呪怨ネタにもかなり笑いましたけど、
>トムがカウチでジャンプする。
これが一番!!
本当に本物のほうが逝っちゃってましたけど(笑
なんか色々と笑ったけれど、
車の鍵開けようとしてドア引いて開けられない、
あのイライラが続いたことも忘れられない。
本当にイライラして(^^;
“トムがカウチでジャンプする”
ホントにそれだけが描きたかったんでしょうねぇw
ドアのシーンだけじゃなく、なんでもとことんしつこいのも、本作の特徴でしたねぇ。