2013年 アメリカ映画 100分 アクション 採点★★★
何やら「田舎で暮らしたい!」って人が少なからずいるようで。同じ顔ぶれがずーっと同じ場所に住んでいるから一旦形成された上下関係が半永久的に持続する環境下、新顔が自分より上か下かを最重要視するような住民らとパチスロや中学生的武勇伝の話題で盛り上がる濃密な人間関係や、買物はイオンかしまむら、外出先もイオン、外食はイオンか幸楽苑かそこらの居酒屋っていう、余計なことを考えなくても済む選択肢のなさなんかに憧れるんですかねぇ。「自然が豊か」って言っても、確かに山奥にでも行けばそういう場所もあるんでしょうが、人が住むような場所にある自然っていっても手入れされていない杉林か田んぼくらいですし、「子供がノビノビと」と言っても、どうせ部屋でゲームしてるだけですよ。
【ストーリー】
麻薬潜入捜査官だったフィルは、ある事件をきっかけに現役を引退。一人娘のマディと2人で、亡き妻の故郷である田舎町で新たな人生をスタートさせる。そんなある日、マディが学校のいじめっ子と喧嘩をしてしまう。大した問題に思えなかったこの一件だが、そのいじめっ子が町を牛耳る麻薬密売人ゲイターの甥であったが為に、事態は思わぬ方向へと進み…。
チャック・ローガンによる同名小説を、案外忘れられがちだが脚本家としても多くの作品を手がけている『リベンジ・マッチ』のシルヴェスター・スタローンが脚色と製作を務め、『サウンド・オブ・サイレンス』のゲイリー・フレダーがメガホンを握り映画化したアクション。
閉鎖的な町で新入りいびりに遭う主人公が家族を守るために単身立ち向かう、もうそれこそ西部劇の時代から描き続けられてきた王道のど真ん中を気持ちが良いほど突き進む本作。先の展開が手に取るように分かるが、それは別に悪いことではなく、お約束の連続だからこそ「ヨッ!待ってました!」となる楽しみが。それを楽しみたいから観るタイプの作品で。
唯一定番と違う点を挙げれば主人公がステイサムってのと、ステイサムだから端から強いってことくらい。負けるわけがない。そんなんだから耐えに耐えて爆発ってカタルシスには大いに欠けるが、そもそもそんなステイサムをこっちは観たいわけではない。やられたらすぐさま利子付きでやり返す、これもまたステイサムの定番を「ヨッ!待ってました!」楽しみたいが為に手に取ってるわけなんだから文句もない。
これまでも“誰かを守る”って役柄が少なくなかった『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』のジェイソン・ステイサムですが、その対象が“愛娘”ってのが新鮮だった今回。思う存分暴れるのではなく、娘の存在が程よいブレーキになる良きパパという新たな一面を見れたのは収穫。今後更に幅が広がるであろうステイサム映画に期待。もちろん『アドレナリン』路線も忘れて欲しくはありませんが。
また、南部の湿気をそのまま纏ってるかのような不快さが見事だった『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコや、『スター・トレック』のウィノナ・ライダー、出始めの頃の健康的な煌びやかさがどこか遠くへ行ってしまっていた『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワースや、それまで何もしてこなかったくせに最後の最後だけは善人面する、ある意味劇中一番経ちの悪いキャラに扮した『カウボーイ&エイリアン』のクランシー・ブラウンら実力者が見事なまでにトラッシュ好演。
その他、「こんな先生が学校に居るんなら喜んでPTA総会に出るのに」と思わせたラシェル・ルフェーブルや、ステイサムの娘に扮したイザベラ・ヴィドヴィッチのどこか暗い眼差しも印象的で。
和解したからと言っても友達付き合いしたいわけではない
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今晩は、たおさん。実は私はサブタレ歴結構長いのですが、ブックマークしておいたサブタレを久々に開いてみたら人生の特等席以来のご無沙汰でブログが復活されていて、うれしくなって思わずコメントしました。
映画がの内容と全く関係無くて申し訳ないですが、私もランス・ヘンリクセンが大好きで、先日、ようやくAmazonでミレニアム3rdシーズンコンパクトを手に入れ、ミレニアムコンプリート致しました(笑)もう、ランス漬けの毎日でウハウハです(´・Д・)」
これからも更新楽しみにしています。
あらあら、こんなやめるつもりはないんですけど、ちょっとボーっとしてたら2年くらい経っちゃうサブタレにお付き合いいただきありがとーございます!
いいですねぇ、ランス漬け。もしくはフランク・ブラック漬け。または突然歯が欠けてたり骨折ってたりするジョーダン漬け。ブリタニー・ティップレディで検索してたらこんなページが
http://brittanytiplady.workbooklive.com/Wbl.mvc/Page/Main
新米パパで双子ってスゲェなぁと思いつつ、今後ともよろしくお願いいたしますー
>「ヨッ!待ってました!」
そうそう、そんな作品でした!!
お約束の物語にお約束のキャラクターにお約束の見所。
特に疲れているときは、そんな作品が見たくなります。
>『アドレナリン』路線も忘れて欲しくはありませんが
数回に1回は、大いに弾けて欲しいものです♪
ド定番ってのがこの作品の良さでしたねぇ。期待通りの展開の中を役者が期待通りに活躍する。ホント、たまにこういうのが無性に観たくなるもので。
ステイサムはふり幅の非常に大きな役者なので、そろそろアドレナリン的なものを期待したいですねぇ。
それでは、今年もよろしくお願いいたします!
割と好きです、これ。
田舎に住むのも、楽じゃないですよ。はい。
個人的にはいまひとつでした。
ニコケイにしろステイサムにしろ、やっぱり憧れるんでしょうねぇ、長髪w
>田舎に住むのも、楽じゃないですよ
田舎に幻想は通用しないんですよねぇ。。。
これはもう、世代の違いなんでしょうかねぇ。。。^^;