2006年 アメリカ映画 109分 コメディ 採点★★★★
十何年来の親友が結婚するってのは、おめでたい反面なんとも複雑な心境で。その奥さんとも親友同様の付き合いが出来れば問題もないのだが、そこは男女の違いもあってなかなか難しいもの。それこそ、その奥さんよりも遥かに長い付き合いであろうが家庭最優先になることは仕方がないとは言え、親友自身の人格すら変わってしまったかのように思えることもしばしば。まぁ、ものの見事にその奥さんに嫌われて、電話すら満足に繋いでもらえないこともしばしばですが。
【ストーリー】
新婚生活を満喫しようとしていたカールとモリーの家に、仕事も家も失ってしまったカールの親友デュプリーが転がり込む。自由奔放なデュプリーのおかげでカールらの生活はメチャクチャになり、モリーの父で自分が勤める会社の社長でもあるトンプソンからのプレッシャーもあって、カールは爆発寸前に。
結婚生活ってのは、宝物のブルース・リーのポスターを捨てられるところから始まるようで。
「どーせオーウェンの映画だから、“オーウェン可愛いー!”としか書かないんでしょ?」とウンザリ気味の溜息を漏らす方もおられるかと思いますが、まぁ概ねその方向で間違いないですよ。オーウェン、本当に可愛いんですもの。
厚かましいにも程がある人物によって生活がメチャクチャにされるコメディと言えば、見た目の時点で既に厚かましいジョン・ベルーシやジョン・キャンディら先人達によって多く作られてきたが、そこにオーウェンも参加。殺意すら覚える厚かましさをオーウェンが表現できるかという不安もあったが、殺意こそ覚えなかったものの、基本マイペースなオーウェンだからこそ、知らず知らずのうちに他人に迷惑をかける役に説得力がある。もちろんオーウェンに100分間も憎まれ役をさせるのは無理な話で、主要登場人物の視点でまるで別な映画かのように物語が二転三転する。とは言っても、躾のされていない類人猿呼ばわりのオーウェンによって、カールがカールらしさを取り戻しつつ良き夫にも成長していく物語の主軸がぶれないので、チグハグな印象は与えない。
結局はいつものオーウェンであって、物語自体も最も無難な着地点に収まる他愛のないものではあるが、そんないつものオーウェン映画を観たかった身には、非常に満足度が高い。今回は製作も兼ねているオーウェンだが、口を挟んだのは「ハワイ好きだから、ハワイに行きたいなー」くらいじゃないのでしょうか。
ルーク・ウィルソンとも共演済みで、フラットパックとして勘定する日も遠くはない気もしないでもない『スケルトン・キー』のケイト・ハドソン。知名度の問題なので仕方もないのだが、あたかも彼女主演作かのように宣伝されている本作だが、いえいえ。オーウェンの映画ですよ。そんなオーウェンとの交際が話題となった彼女だが、オーウェンだったら彼女のお母さんの方を口説き落として欲しかったなぁとも。また、ベン・スティラーだったらもっと良かった気もするが、それじゃぁまた別な映画だなぁとも思わせるカール役には『クラッシュ』のマット・ディロン、重要な役回りではあるのだが、いなければいないで別段物語に変化はない微妙な役柄で『ザ・センチネル/陰謀の星条旗』のマイケル・ダグラスが出演するなど、主要な役者陣が非常に豪華な本作。しかし、見所は当然オーウェン。常に自然体で、もう充分大人なのに同世代よりも子供との付き合いに釣り合いが取れているオーウェンが、たまらなく可愛い。あまりにいつも“オーウェン可愛い!”と騒いでいるので、オーウェンを見ると私を連想してしまうという弊害を受けてしまっている方もいるようで大変申し訳もないのだが、本当に可愛いんだから仕方がない。びっくりオーウェン、落ち込むオーウェン、慌てるオーウェン、ベソかきオーウェン。どれを取っても身悶え確実の可愛らしさ。これだけのオーウェンを見せられれば、不満なんてあるわけもない。
ちなみにチラリと顔を出す顔ぶれの中に、『ドッジボール』に続いて元自転車ロードレーサーのランス・アームストロング、『ビッグ・バウンス』とキャラがほとんど変わっていないハリー・ディーン・スタントンもいるが、彼らをフラットパックにカウントしちゃっても、もう大丈夫でしょうか?
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やっぱり今回もたお様は「オーウェンが可愛い!」できましたかw
”ザ・天真爛漫”な役もぴったりでしたよね^^
ケイトや他のキャストも良かったのですが、内容的には微妙・・・
あ、オーウェンが可愛ければ問題なしでしたねw
でも、ゴールディ・ホーンはいくらオーウェンでも・・・
ではでは〜、これからもよろしくお願いします♪
えぇ、もちろん!
だって、カワイイんですものw
結婚によって男同士の友情はどう変化するのかとか、若いつもりのまま30代を終えてしまいそうな人間はどんな人生を迎えるのかとか、色々描かれてたことにコメントもしたかったんですが、なにせオーウェンが可愛いもので。
albrechtです。
>口を挟んだのは「ハワイ好きだから、ハワイに行きたいなー」
ハワイは『ビッグ・バウンス』で大失敗こいてるはずなのに、懲りずにいっちゃいましたね〜。でも、今回は『ビッグ・バウンス』よりもずーっといいできでした(笑)。
大親友を奪った友人の妻に嫌がらせをする設定は良く目にしますが、ここまで“知らず知らずに内に”嫌がらせかと思うほどの迷惑をかけてしまうのは、オーウェンならではのキャラですよね(笑)
とにかくオーウェンは可愛かったです!
でも、それだけじゃ物足りなくなって来ているのは、ヤバイ兆候でしょうか?
そしたら可愛いと評判の方だったのですね。
お話は普通なんですけど、オーウェンさんの魅力がつまった作品でしたね。
『ビッグ・バウンス』はハワイで遊びっぱなしだったのでアレでしたが、今回はちょっと立ち寄っただけに済ましたのがよかったんでしょうねぇw
悪気はないけど大迷惑ってのは、まさにオーウェンはまり役でしたねぇ^^
あら?物足りなくなってきましたか?まぁ、ずーーーーっとこの調子ですしねぇ、オーウェン^^;
いつもカワイイんですよ、オーウェンはw
まぁ、「カワイイ!カワイイ!」と騒いでるのも、そんな大勢でもないんですが^^;
はいはいはい!!
オーウェン→オーウェン可愛い!→たおさん
と頭の中で変換されております(笑
あらあらあらあら。すっかりと関連付けられちゃってますねぇw
この調子で、最後は“たおさん可愛い”になるまでがんばってみますかw