2006年 アメリカ映画 96分 アクション 採点★
タイトルに“沈黙”がやたらと付くくせに、沈黙することのないセガール。やかましいこと、この上なし。大体、黙ってる時は面倒くさい時だけですし。そのセガールの新作ですが、またもやタイトルに“沈黙”が。おかげさまで、レンタルビデオ屋に行くと、アクションコーナーのた行が軒並みセガールに。
【ストーリー】
凄腕の傭兵セガールは、戦死した戦友の家族を人質に取られてしまったので、渋々刑務所に収監されている武器商人の息子を奪還する任務に就くことに。で、あれやこれやセガール大活躍でなんとなく解決。
傭兵映画といえばドラフト一位で『ワイルド・ギース』。『戦争の犬たち』や『地獄の7人』も捨て難いが、やはり男気やら誇りやらがギッチギチに詰まった『ワイルド・ギース』が素晴らしい。で、本作はセガールが傭兵に。セガールには珍しく友情やらチームワークやらが描かれるかと思いきや、傭兵である必要性は序盤にのみあるだけで、あとはいつものセガール映画。もちろん“いつもの”というのは、ここしばらく続く“ダメな方の”って意味ですが。
何にもない方向へ戦車が撃ちまくる実際の演習風景が挟まれた序盤はそこそこの迫力ではあるのだが、ここ最近のセガール映画につき物の、やたらと込み入った設定が相も変わらず全く整理されておらず、開始早々ストーリーが理解できず。それでもセガールがキチンと暴れさえしてくれれば概ね満足するのだが、一際恰幅の良くなったセガールは今回も動きたがらず。正面からのショットはスローとコマ落しを多用し、すばしっこい動きの時は全て後姿という楽し放題。「あのすばしっこく逃げてったのは誰だろう?」と首を傾げていると、次のシーンに同じ格好をしたセガールがアップで「今のはオレだよー」と。『沈黙の脱獄』や『沈黙の聖戦』の時のような魔術だの呪いだのと、ただでさえ不味いのに大盛りにしてくれるかのような嬉しくないセガールサービスはなかったものの、普通盛りでも不味いものは不味い。悪人ばかりではなく、ドサクサにまぎれて一般人まで大勢シレっと殺してしまうセガールにも、たいそう困りものででしたし。そろそろどの“沈黙”がどれだったか定かじゃなくなるほどアレな映画ばかりのセガールだが、年貢を納めるかのごとく付き合い続ける私も私。
スケールばかりが大きく、設定が全く消化されていない昨今の作品を体現するかのごとく太り続けているセガール。『刑事ニコ/法の死角』からの付き合いもあるのでセガールのアップには慣れていたつもりだったが、今回のセガールはさすがにキツい。アップになると画面のほとんどがホッペになってしまう今回のセガールは、妙に浅黒い上に毛深い。なんと言うか、小汚い。面白い作品を作る前に、まず痩せて、顔剃りくらいはしていただきたいもので。
動かざるをえない出番を減らすが為に、登場人物ばかりが妙に多いのも、最近のセガール映画。今回もワラワラと人物が多いものの、誰が誰だか分からないうちに、ワラワラと死んでいく。女優陣には相変らずセガールの趣味が反映されているようで、異様なまでに胸が大きいフェイ・ピータースに、ダビングを重ねたキャサリン=ゼタ・ジョーンズのようなジャクリーン・ロードを配置。ニセ・ジョーンズには、ニセ『エントラップメント』風のサービスシーンまでも。まぁ、いくらサービスされても、不味いものは不味いんですが。
ごっつぁんです
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沈黙シリーズはあたしにとって、まさに、
不味い〜、、、
もう1本!!
なんです、、、
あはは、、、、
同じく”ダメな方”でした。:゚(。ノω\。)゚・。
しかも、セガールのあの膨れっぷりと言ったら・・・
セガール拳法の使えないセガールなんてセガールじゃないですよぉ。:゚(。ノω\。)゚・。
でも、次回作も観てしまうんですよね〜(^^ゞ
ではでは〜、これからもよろしくお願いします♪
ダメでもダメでも「いつの日か」って、ついつい付き合ってしまうんですよねぇ。。。
もうすっかり年貢を納めている気分です^^;
もう、観る前から分かってるんですよねぇ。“ダメ”だって。でも観てしまうし、腹も立たないw
沈黙・・・ってどこからついたんでしょうかね。
実はシリーズはちゃんと観てないのですが、
なぜかコレ借りてしまいました^^;
何だかよくわからなかった、、、
まぁシリーズっても『沈黙の戦艦』と『暴走特急』しかないんですが、あやかってやたらと“沈黙”がついちゃうのがセガール映画なんですよねぇ。正統派の続編には“沈黙”ついてないのにw
なんで借りちゃったんでしょうねぇ^^;
何人かで大暴れして欲しいなあ
300はいらないから3で
もちろん組むのは
草野仁とチャックウイルソンで
世界最強
みんなが見なくてももるは観にいくよ
どんな組み合わせであろうときっと観てしまうんでしょうねぇ、わたし。。。