2012年 アメリカ映画 83分 ホラー 採点★★★
オッパイが大好きなたおです。「年が明けてまだ程ないってのに何言ってんだ?」って気もしますが、好きなんだからしょうがなし。大きさ云々には特にこだわりはなく、とにかくそのものが好き。ただまぁ、バレーボールを入れてるみたいにまん丸い人造オッパイには全くそそられないんですよねぇ。どっちかと言えば萎える。「重力に逆らえない様が良いんじゃないか!」って私は思うんですけど、不自然オッパイの方々ってのはそんな男のエロ目線なんかじゃなく自分の満足の為にやってたりするんでしょうから、その不自然さこそが到達点なんでしょうねぇ。
【ストーリー】
ビクトリア湖で発生した、古代ピラニアによる凄惨な事件から一年。遠く離れたクロス湖界隈で不可解な事件が続発。それは、ビクトリア湖とクロス湖が地底湖で繋がっていた為に古代ピラニアが来襲したが故であった。やがてピラニアの大群は、給水ポンプを伝って多くの来場者で賑わう巨大プール施設へとやって来て…。
2D版での観賞。立体に関しては脳内変換で。
オッパイとチ○ポが盛大に飛び出す“正しい3D映画”であった『ピラニア』の続編。前作のアレクサンドル・アジャに代わり、『The FEAST/ザ・フィースト』のジョン・ギャラガーがメガホンを。
ピラニアによって水着姿の老若男女が血塗れになるってのをゴール地点にし、その合間合間にオッパイとチ○ポが飛び出る、基本構造は前作と何ら変わらない本作。じゃぁ別に観るまででもないかって言えば、そんなことはなし。エロとグロとバカさ加減は表向き一緒だが前作にあった突き抜けた明るさは姿を消し、どこか底意地の悪い暗さが見え隠れしている、再集結した“チーム・フィースト”らしい一本に仕上がっている。能天気さを期待すると肩透かしを食らうかも知れないが、ポジティブさとネガティブさが混在した味わいは本作特有の個性になっていたのではと。満面の笑顔で人を惨殺している殺人鬼を見ているかのような気味悪さと、その困惑した観客の顔を作り手が陰から覗き見して大爆笑しているような意地の悪さは嫌いじゃない。
映画内の常識を微妙に踏み外すのが上手い作り手だけに、「どうせ飛ぶんだろ?」と思ってたピラニアが全く逆の進化を遂げたり、首のもげた男の子がピクピク痙攣する様を延々と映し出したりと微妙に期待を外す意地の悪い作りも面白い。ただまぁ、こっちが期待している“オッパイ”に関してまで微妙に外されるたのには、「イヤイヤ、それは守ってよ!」と。これ見よがしに登場する人造オッパイが、結構薹の立ったお姉さまでしたし。何もそこまで意地悪しなくても。
『ザ・ウォード/監禁病棟』『クレイジーズ』のダニエル・パナベイカーを筆頭に、『アドベンチャーランドへようこそ』のマット・ブッシュ、ちょっとクリスティン・テイラーっぽい『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』のカトリーナ・ボウデンら若手が物語の中心に立っているが、正直別に誰が出ていても然程変わらぬ印象が。
ただ、その反面前作同様ベテラン勢が元気良過ぎ。どうせなら“元サーファー”って肩書でも良かったかもしれない『プレデター2』のゲイリー・ビューシイと、監督の父親でもある『ヒドゥン』のクルー・ギャラガーがいきなり登場したかと思えば、前作から引き続き『わんぱくデニス』のクリストファー・ロイドと、『ソルジャーズ・アイランド』のヴィング・レイムスが登場し場を全てかっさらう活躍っぷり。確かに妙に豪華だった前作と比べれば顔ぶれは地味になった気もするが、『もしも昨日が選べたら』のデヴィッド・ハッセルホフがそれを補って余りあるインパクトを。本人役で“ベイウォッチ”ネタを披露してくれるのだが、その強烈さ故に観賞後はハッセルホフしか残らない存在感。ハッセルホフ好きには堪らない一本では。にしても、チャック・ノリスにしろハッセルホフにしろ、本人そのものがネタになる人って怖いものなしですねぇ。
そう言えば、“ピラニアの続編”っつったら『殺人魚フライングキラー』なんですが、その繋がりでランス・ヘンリクセンが出てたらいいなぁって淡い期待は叶わず。
大好きなずんだ餡だと思ったらうぐいす餡だった時のガッカリ感
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