2012年度 年間ベスト＆ワースト

新年を迎えた途端に去年のことを振り返る、毎年恒例の後ろ向きイベント“年間ランキング”でございますよ。三が日に食べた餅が見事に体型に反映してるってのも、毎年恒例でございます。
で、ランキングに入る前にこれを言っちゃうのもアレなんですが、振り返ってみると一年を通して「あぁ、これは好きだなぁ」と記憶に留まり続けた作品がなんとも少ない。逆に「金輪際関わりたくない！」って作品も少ない、なんとも大人しい年だったなぁと。記憶を掘り返す為に月間ランキングを読んでみてもピンと来ない作品が多かったですねぇ。そんな月間ランキングの順位が全く反映されず、尚且つ明日考えれば順位が変わってそうな根拠の全く乏しいランキングに入ろうかと。

ベスト
�@エクスペンダブルズ２
�Aエリート・スクワッド　ブラジル特殊部隊ＢＯＰＥ（前作『エリート・スクワッド』と併せて）
�Bラブ・アゲイン
�Cザ・マペッツ
�Dタッカーとデイル　史上最悪にツイてないヤツら
�Eアベンジャーズ
�Fアルゴ
�Gスーパー！
�H50/50 フィフティ・フィフティ
�I宇宙人ポール

次点
■ザ・バッド
■トロール・ハンター
■ゾンビ大陸　アフリカン
■ステイク・ランド　戦いの旅路
■モールス

劇場で観て、ＤＶＤが出たら新作の内に一回、旧作になったらもう一回観るってのが気に入った映画の観賞パターンなんですが、去年の作品はほぼどれも一回のみの観賞に終わってしまったなぁと。まぁでも、チャック・ノリスを拝む縁起物映画の�@はもちろんのこと、社会問題の奥深くまで掘り下げながらも娯楽性を忘れていない�Aなど、色んな意味で衝撃を受けた作品に出会えたのは幸いかと。
その他、状況や世代に添った様々な恋模様を一つの物語に織り込んだ手腕の見事さが光った�B、マペットショーの良さとジェイソン・シーゲルの良さが見事に融合した�C、そのジャンルが持つ意味をよく理解した上でパロディにした�D、集まっただけではなかった�Eも忘れ難し。
また、実録物としても内幕劇としても娯楽劇としても一級品だった�Fや、残念な男の妄想劇として観ると別の面白味があった�G、相手を思いやる難しさと優しさを描いた�H、宇宙人好きには堪らない�Iなど、振り返ってみれば良作も少なくなかったかと。次点として、ゾンビ映画の良作や、なんだかんだと忘れられない愛らしい作品をピックアップ。

ワースト
�@セルビアン・フィルム
�Aプロメテウス
�BバイオハザードＶ：リトリビューション
�Cバトルシップ
�Dアイ・アム・ナンバー４
�Eスノーホワイト
�Fボーン・レガシー
�Gヴァルハラ・ライジング
�H顔のないスパイ
�I10日間で彼女の心をうばう方法

ベストを選ぶ以上に苦労したワースト。“そんな作品はない”ってんじゃなく、どれもこれも記憶にすら残り辛い小悪党っぷりに苦戦。出来の良し悪しや好き嫌いではなく、そこが定位置になるであろう�@は別格だが、他はどれもこれも心のこもってる気配がない。ワーストに入るような作品が自己主張してないって意味では、つまらない一年だったなぁと。一言コメントを書く程の印象もないので、興味があればそれぞれのレビューを一読いただけたらと。

そんなこんなの2012年。限られた映画を見る時間を無駄にしないようついつい無難な作品ばかりを選んでしまったってのが敗因なので、今年はファーストインプレッションのみに頼り大いに地雷を踏みまくる一年にしたいなぁと。もちろん面白い作品に出会うのが一番なんですが、とてつもない地雷を踏んでしまうのも一興ですし。ではでは、今年もこんな感じのサブタレをよろしくお願いいたしますー！

【月間ランキング】
■1月度　　　■7月度
■2月度　　　■8月度
■3月度　　　■9月度
■4月度　　　■10月度
■5月度　　　■11月度
■6月度　　　■12月度

↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

　　　　　　　　

Comments

はじめまして、いつも楽しく拝見させております。

ワーストランクインの『プロメテウス』、私も劇場でずっこけて、あまりのトボケっぷりに笑ってしまったクチです。
あまりにも理解不能なので音声解説特典つきのBD&DVDを買ってしまいました。
特典の冊子には「わざとわからないようにした」などと書いてありますが…(苦笑)
まだ見ていないのですが監督＆脚本家の解説を聞いて、憤るか、目からうろこが落ちるか楽しみにしています(笑)

Posted by Makoyan at 2013年01月13日 16:08

遅くなりましたが、今年もブロガーのベスト１０を調べました。よろしければ、ご覧下さい。毎年、この時期だけのおつきあいですが、今年は10回目を迎えますので、ぜひともよろしくお願いします。

Posted by aq99 at 2013年01月13日 20:42

Makoyan様、こんにちは！
内容の難解さ云々じゃないんですよねぇ、プロメテウスのボケっぷりって＾＾；
もう、ただ単に隅々おかしいっていうか。
まぁ、ネタとしてもう一回くらいは観てみようかと。

Posted by たお at 2013年01月14日 07:53

aq99様、こんにちは！
これまで以上に力の入ってない年間ランキングですが、よろしくお願いいたしますー

Posted by たお at 2013年01月14日 07:54

たおさんこんばんわ♪ＴＢ有難うございました。

『映画を観る時間を無駄にしないよう無難な作品ばかりを選んでしまっている』・・・自分も正にこれが当てはまります−−;
自分も未公開作品の鑑賞なんかで地雷を踏んでしまうと『時間返せ』って単語が真っ先に出てしまうので、劇場公開作品は尚更慎重になってしまう部分もあり、結果的に楽しめる娯楽作品一辺倒になってしまってるような気もします（汗）。今年はそういう一辺倒を直してバランス良く観たいんですけどねぇ・・＾＾;

そいえばたおさんがワーストに挙げている『プロメテウス』は吹き替え版が相当酷かったのも相まって、世間の評価は本当に散々になってましたね（汗）。あまり合ってない役者さんを起用する事も例年以上に多くなってきたので、今年も吹き替え版は地雷を踏まないよう慎重になりそうです・・。

Posted by メビウス at 2013年01月21日 21:15

こんばんは、レス遅くなりすみません。風邪引いて寝ておりました。
確かにワーストがイマイチ盛り上がらない昨今ですよね。私はこれまでワーストはやったことないのですが、毎年実はみんながベストに入れてるアレやコレやがワーストなことがあるので、今年はやってみるかと、偽善者をようやくやめることにしてみました。
『プロメテウス』はDVDでこの間見たばかりなのですが、ワーストは納得ですね。この間見た『LOOPER』が面白かったので、『プロメ〜』『ハンガー・ゲーム』『トータル・リコール』等昨今のSFを見返してみました。かなり面白かったのでオススメですよ。

この間の大島渚の訃報で知ったのですが、デビッド・ボウイって66歳だったんですね。トニスコ追悼で『ハンガー』を見たんですが、デビッド・ボウイの美しさが最高に素敵でしたよ！

Posted by とらねこ at 2013年01月22日 22:00

たおさんのベスト＆ワースト。　納得です！！（見ていない作品もありますが　笑）

色んなタイプの吸血鬼とゾンビが勢力を拡大していると感じた一年（笑）
哀生龍的には、劇場公開されるコメディが増えたように感じられたのが嬉しい一年でした。
いい意味での“Ｂ級脱力系”も色々見られて良かったです。

さて今年は・・・
ビックリさせてくれるような地雷を踏む事になるのでしょうか？

Posted by 哀生龍 at 2013年01月22日 22:52

はじめまして。
未見のものもありますが『タッカーとデイル〜』私もトップ１０に入れれば良かった〜などと思っちゃいました。
地雷踏みまくりで色んな映画に挑戦するのも面白いですね（笑）
TBさせてくださいね。

Posted by pupu at 2013年01月25日 11:33

どっちもこっちも無難・・ってのがぴったり！ですね。
上も下もほとんどアメちゃん映画ってが象徴的ですが、ぜひ欧映画や、アジアン映画も！

Posted by sakurai at 2013年01月31日 07:58

メビウス様、こんばんは！
「一応これも押さえとかないとなぁ」ってな優先順位で観ていたら、いつの間にか無難な作品ばかりに。時間を無駄にっていうか、時間を犠牲にして探求する姿勢ってのが足りなかったなぁと。まぁ、犠牲にするほど立派な時間なんて持ち合わせてないんですけど。
で、プロメテ。基本的に吹替えは観ないんですけど、あの大抜擢を見ちゃったら尚更選択せず。

Posted by たお at 2013年02月03日 20:21

とらねこ様、こんばんはー！
いやいや、私なんぞ風邪もひいてないのにこの遅さ＾＾；
それはさて置き、『ハンガー』はボウイを愛でるには最適な一本。思いのほか出番が少ないのと、ディック・スミスの気合が入り過ぎたメイクであっという間にお爺ちゃんになっちゃうって難もありますが、ボウイが出ている前半部の艶っぽさは絶品。『ジャスト・ア・ジゴロ』のフワフワしたボウイも絶品ですぞ。

Posted by たお at 2013年02月03日 20:25

哀生龍さま、こんばんは〜♪
公開／未公開に関わらず、コメディには良作が多かった一年でも。メジャー大作が悪い意味で粒揃いになったってのは、ハリウッドがある意味優良企業と化した結果なのかなぁと。地雷を踏んでこその映画娯楽なのに。

Posted by たお at 2013年02月03日 20:28

pupu様、はじめましてー！
好んで地雷を踏むつもりはないんですけど、最近の観賞姿勢が、「食べ歩きが好きー！」と言いながらもファミレス巡りをしているだけみたいな感じだったので反省しなきゃなぁと＾＾；

Posted by たお at 2013年02月03日 20:33

sakurai様、こんにちは！
香港／中国映画の向かってるベクトルが趣味じゃないってのが最近のアジア映画離れの要因だったんですけど、『ザ・レイド』等その他各国の映画までも見逃したのは痛かったなぁと＾＾；

Posted by たお at 2013年02月03日 20:39