2001年 フランス映画 91分 アクション 採点★★★
もう、てっきり何回も観たもんだと思ってたら、まだ観てなかったんですねぇ。ウッカリしてました。まぁ、観たからといって、別に印象が変わったわけでもありませんが。
【ストーリー】
驚異的な肉体技でビルを駆け上る“YAMAKASI”のマネをした男の子が、木から落ちて重症を負う。心臓移植の為に大金が必要となった男の子の為に、責任を感じた“YAMAKASI”は、あるアイディアを思いつくが…。

『007/カジノ・ロワイヤル』や『アルティメット』などで、肉体アクションの一つのスタイルを確立したパフォーマンス集団“パルクール”を全面的にフィーチャーした一本。見せたいものだけが物語を押しのけて暴走するいつものベッソン映画を期待してたら、ちょっと違った。
ヤマカシの足かせにならぬ程度に添えられた脚本のスカスカぶりは相変らずなのだが、肝心のパフォーマンスまでもが、そのスカスカの脚本に足並みを揃えたかのように控え目。「なんか楽しそうだねぇ」と温かい気持ちにはなるものの、見慣れてしまったせいもあるのか、退屈さを吹き飛ばすまでの驚きが少ない。また、メンバーのキャラクターも上手に表現されておらず、勢揃いするとまるで佃煮のようにゴチャっとしてしまう感も強い。

そんな佃煮のようなヤマカシの中でも、足だけは異様に速いギレン・ヌグバ・ボイェケはお気に入り。野生の感性のまま生きているのか、90分常に感極まりっぱなしで、涙目で声を上ずらせるその姿は、まるで黒い中西学。
音楽以外にこれといって印象に残るもののない作品ではあるが、映画として最低限押さえるべき所は押さえているので、その後のアクションに新風を与えたことも踏まえ、★ひとつオマケで。

“金持ちから盗むのはいい”とキッパリ割り切る姿は、清々しささえ
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なんだ、まだ見てなかったのね(苦笑
でも、これはあまりお薦めできなかったのでしょうがないだろうなー(^o^;
ほんっとにスッカスカのストーリーでベッソンなんでこんな本書いたんだ?と疑問符だらけで終わってしまいました。ガシガシ登っていくのは楽しかったけど、そんだけだしなー。
『007/カジノ・ロワイヤル』や『アルティメット』を見てないので、そちらで彼らを楽しもうと思います。
どうやら観てなかったみたいです。か、スッカリ忘れ去っているか。
ストーリーなんかそっちのけで、すごいものだけを見せる今のベッソンと違い、なまじ技と話を見せようと欲張っちゃったので、どっちも中途半端になった感じですねぇ・・・。