2010年 カナダ映画 84分 ホラー 採点★★
先日、近所のビデオ屋に仮面ライダーが来るってんで、ライダー&ウルトラマン大好きっ子な末息子を連れてった私。初めて生ライダーに会えることに前日から大喜びだった末っ子ちゃんでしたが、いざ目の前にライダーが現れると、普段テレビや絵本で見ている姿よりも遥かに大きいことに驚いたのか、ライダー指さし号泣。その日以降、「悪い子はライダーのとこに連れてくよ!」と躾の一環としてライダーが使われることに。なんであれ、不意に現れる仮面姿の人物は怖いねって話でした。

【ストーリー】
雪に閉ざされた極寒の孤島で、考古学を研究していたルーファス教授の遺体が発見される。その死を不審に思ったクーパー巡査は調査を開始。教授の孫娘も行動を共にする。やがてその島で次々と人々が惨殺され始め、クーパーらはその背後にバリ島古来の神々が関わっているのでは考えるのだが…。

何を思って作ったのかは定かじゃありませんが、カナダの雪原でバリ島の神さまを暴れさせてみたホラー・サスペンス。
バリ島名産のあのおっかない仮面の神さまがカナダに居る、その独特さと言うか違和感が並々ならない本作。カリフォルニアのビーチでナマハゲ泳いでるかのような違和感。基本的にモンスターホラーと扱いが一緒なので展開自体に何ら新味はないが、見た目インパクトだけは十分。ただ、中盤以降ウラン密輸を企むテロリストが出始めると、神さまかテロリストのどっちかが邪魔になってくる。及び両方。物語を膨らませたかったんでしょうけど、ちょいと突飛過ぎかと。バリの神さまが既に突飛なんですし。その二つが混じり合う後半にもなると、作品のそもそもの目的が分からなくなってきちゃう混沌っぷり。辛うじて食べれる範疇に収まっていた鍋に、最後の最後に生クリームをぶち込んじゃったかのような作品で。
まぁ、小規模の作品の割に美人が二人も出てたってのが見所なのかと。別に脱ぐわけではないので過度な期待は禁物ですが。

ナマハゲって、泣いてない子も泣かすよね
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓

