2011年 アメリカ/フランス/カナダ/イギリス映画 103分 サスペンス 採点★★
同じ人に2回自己紹介してしまうほど、人の名前と顔を覚えるのがイマイチ苦手な私。「○○さんってさぁ〜」みたいな話題に混じってる時も、その○○さんが誰なのか分かり切っていない事も多々。そんなんだから、合同会議など大勢の人が集まる場では「あぁ、どーもー」とどっちにでも取れる挨拶しかしない私でしたとさ。
【ストーリー】
ニューヨーク中を震撼させていた連続殺人鬼“涙のジャック”の犯行現場を目撃してしまい、犯人からの襲撃を辛くも逃れた女性教師アンナ。しかし、彼女はそのショックから人の顔を認識できない相貌失認となってしまう。恋人も親友も自分の顔すら認識できない彼女は、犯人が隣に居ても気付かないという恐怖に陥り…。
主演である『バイオハザード IV アフターライフ』のミラ・ジョヴォヴィッチも含め製作者が21人もいる上に、セガール作品でもお馴染のヴォルテージ・ピクチャーズも一噛みしてるってのが不安を煽る、『ブラディ・マロリー』のジュリアン・マニャによるサスペンス。
やや力技ながらも、顔の判別が出来ないので個人を識別できない“相貌失認”って仕掛けが目新しい本作。キャラクターの顔がシーンの度にコロコロと変わるってのも、その演出方法としては面白い。ふとデヴィッド・ボウイのPV“サーズデイズ・チャイルド”を思い起こさせるシーンもありましたし。
ただまぁ、「犯人の顔が分からない!怖いー!」にしたいのか「顔だけじゃ愛は生まれないわ!」にしたいのか、その顔同様に物語までもがぼやけちゃうのはどうかと。みんな同じ顔に見えるってのは始めのうちこそサスペンスの盛り上がりに貢献してるが、余りにワンパターンなので中盤以降みるみる飽きてきますから。主人公視点だけではなく、主人公以外は全員犯人の顔が分かっている客観的な視点もあった方が良かったのかなぁと。そもそも犯人探しは然程難しくはないんですし。
“ウォーキング・デッド”でお馴染のサラ・ウェイン・キャリーズや、『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』のジュリアン・マクマホン、大体話題に“ミック・ジャガーの〜”ってのが付いてくるマリアンヌ・フェイスフルらもキャスティングされるも、コロコロ顔の変わる印象の薄い扱いなので、ミラジョヴォのことしか印象に残らない、ある意味いつものミラジョヴォ映画で。リックの嫁が出ていたなんで、これを書いてて今気付きましたし。
相手の方から「お久しぶりです!」とか言ってくれるの待ち
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