2011年 フランス映画 109分 アクション 採点★★★
素朴な疑問なんですが、日本人が外国でテロリストなり軍人なりに拉致されたとか捕虜になり、交渉でもらちが明かず国連軍も同盟国も「今いっぱいいっぱいだから、自分とこでなんとかしてー」ってなっちゃった場合、誰が遠路遥々敵地まで来て助けてくれるんでしょうねぇ?やっぱりアレですか?アントニオ猪木ですか?
【ストーリー】
フランス人女性ジャーナリストのエルサが、タリバン系武装組織により誘拐されてしまう。フランス政府はすぐさまコバックス率いる特殊部隊6名を現地に派遣し、エルサ奪還作戦を開始する。奪還自体は難なく成功するのだが、敵の執拗な追跡と猛攻により通信手段を失った彼らは完全に孤立。次々と仲間を失っていく状況の中、彼らは国境を超えるため極寒の高山へと向かうのだが…。
「アメリカが『ネイビーシールズ』なら、うちはコレだぁ!」と作られたのかは定かじゃありませんが、まぁそんな感じの一本。製作/監督/脚本は本作が初劇映画となるステファヌ・リボジャ。
“女性を救い出す”、その任務を遂行する為だけに全てをなげうつ兵士たちの姿がなかなか燃える本作。“滅びの美学”を描くようなエモーション過多な演出は施さず幾分あっさり味の作品ではあるのだが、そのドキュメンタリーめいた手法が、どんな過酷な状況においても感情を押し殺し任務を全うする男たちの哀しいまでにカッコイイ姿をより浮き彫りにしている。戦闘の合間合間に見せる中学男子のような素顔も、これまたその効果を増す形に。
やたら色んな物が爆発するような作品ではないが、積み重ねられた訓練がそのまま実行されているかのような無駄のない戦闘シーンが魅力の本作。それだけが100分続いても別に文句はないんですが、“戦闘劇→逃走劇→サバイバル劇”と内容も舞台も変わっていくので退屈しない構成も悪くない。そして何よりも、ロケ地タジキスタンの美しいが同時によそ者を受け付けない厳しい自然が、本作のもう一つの顔として素晴らしい効果を。いやぁ、やっぱりちゃんとロケしている映画は良いなぁ!
意志の強さがまんま顔に出た『アンノウン』『ラスト3デイズ 〜すべて彼女のために〜』のダイアン・クルーガーを筆頭に、『パーフェクト・スナイパー』『エラゴン 遺志を継ぐ者』のジャイモン・フンスー、『ナイト・オブ・ザ・スカイ』『クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち』のブノワ・マジメルに、ポジション的には『エネミー・ライン』のジーン・ハックマンと変わらなかった『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のチェッキー・カリョなど、フランス国内外で活躍する錚々たる顔ぶれが揃った本作。
そんな中でも最も目を奪われたのが、ハンサムスナイパーに扮した『ぜんぶ、フィデルのせい』のラファエル・ペルソナーズ。迷彩では隠しきれないハンサムさや一撃必殺のスナイパーとしての仕事っぷりもさることながら、敵の大軍を一身に引き受け味方を守る心身ともにハンサムな活躍に、ハンサム芸が大好きな私の心は鷲掴み。やっぱりハンサムってのは人一倍苦労と努力をしてこそ輝くものだし、その裏付けがあるからこそ何をやっても様になるんだなぁとつくづく思ったもので。
ハンサムが無意識に染み出るようになったら本物
↓↓お帰りの際にでもぽちりと↓↓
onemuと申します。
この作品WOWOWで再放映された際に見ました。
最初はブノワ・マジメル目当てだったのですが、わたしも、もう〜〜〜!
ラファエル・ペルソナーズにクラクラになってしまいましたわ。。。
イケメンパラダイス、万歳!
作品も面白かったです。
嬉しくて、お邪魔してしまいました。(~o~)
いやぁ、ハンサムでしたねぇ。ラファエルは!単に顔が整っているだけではなく、人一倍苦労をするっていう役柄までもがハンサムで。作品自体も面白かったんですけど、今では“ハンサムが出てた映画”という認識しか^^;