2006年12月15日

エンター・ザ・フェニックス (Enter The Phoenix)

監督 スティーヴン・フォン 主演 ダニエル・ウー
2004年 香港映画 104分 コメディ 採点★★★

当たり前のことなんですが、スターだって歳をとるんですよねぇ。いつまでも新作を出し続ける気になってても、よくよく考えれば大好きなイーストウッドの新作もあと何本観れるんだろうと寂しくも。大好きなスター達がいなくなってしまった後の映画ってのも想像し難いんですが、スター本人がそのことを考え、後継者育成に躍起になってる場合もあるようで。

【ストーリー】
香港裏社会の大ボスが亡くなってしまい、組織はその遺言に従い親元を離れてタイで暮らしていた息子を新しいボスとして迎えることに。ところがタイへ迎えに行った子分が、息子ジョージとルームメイトのサムを勘違い。孤児でボスになることが夢だったサムは大喜びで、一方ジョージにとっても、自分がゲイであることで父親に疎まれていたと感じていたため組織に関心がなく、好都合だとサムとともに香港へ。

etp1.jpg

ジャッキー・チェン製作総指揮の下、錚々たる顔ぶれが勢揃いしたアクションコメディ。映画の楽しさがギューギューに詰まっていた『ドラゴン・プロジェクト』のスティーヴ・フォン初監督作。
ドラゴン・プロジェクト』同様、父子関係をメインのテーマに、大らか且つ大雑把なゲイネタを詰め込み、ちょっとでも隙があればアクションとギャグをすかさず挟む完全娯楽作品。とはいえ、くだらないギャグの数々をケタケタ笑っていると、突如ホロリとするいい話を挟んでたりする不意打ちもあるので、全く油断できない出来となっている。初監督でありジャッキーが製作総指揮ということもあってか、ジャッキー色が前面に出た形にはなってしまっているが、「香港の娯楽映画はオレが引っ張る!」という強い心意気がヒシヒシと伝わる快作。

etp2.jpg

オープニングにドドーンとアップで登場するユン・ピョウ。「おぉ!久々に大活躍か!?」と思いきや、後は遺影での参加で。25年経っても全く顔が変わらないボス役であったものの、ユン・ピョウならありうると納得も。
ゲイ役が見事にはまっているダニエル・ウー、ジャッキーの姿がダブってしまうスティーヴ・フォンに、ニコラス・ツェーやサム・リーら“次期ジャッキー候補生”が勢揃いの本作。なんか、新日のヤングライオンを見ているかのようです。それぞれが持ち味を生かしたキャラクターを演じているものの、カレン・モクの箱入り娘役はちょっとばかり…。まぁそんな些細な不満も、ラストにまるで「ボクが作りましたぁ」と言わんばかりの笑顔で登場する御大の姿に、帳消しにされるんですが。『ドラゴン・プロジェクト』のアンソニー・ウォンのような、強烈なまでの存在感を放つキャラクターがいないのは残念でもあるが、満足感は決して低くはない。

etp3.jpg
ジャッキーさんの跡は我々が

↓↓ぽちりとお願いいたします↓↓
人気blogランキングへ

        


posted by たお at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■あ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。