1996年 アメリカ映画 110分 アクション 採点★★★★
やあ。ぼく、トム・クルーズ。ハンサムです。最近ぼくに対する風当たりが、異常に強くないですか?結婚すれば「偽装結婚だ!」、子供の写真を見せなければ「そんな子はいない!幻だ!」、写真を見せたら見せたで「CGだ!」と、なにをやっても非難ばかり。確かに、昔流行ったカップルの写真を合成して“未来の子供”の写真を作るゲームで作ったかのような写真だったけど。名前の“スリ”だって「なんか泥棒みたいだね」と散々な評判だけど、ヘブライ語で“プリンセス”って意味なんだよ。ホントだよ。友達の友達に聞いたんだから。ヘブライ語の研究家もイスラエル人も「そんな言葉聞いたことない」と言ってるけど…。やっぱり、この風当たりの強さはアレですか?ぼくがハンサムだからですか?
【ストーリー】
潜入スパイの情報漏洩を防ぐべく東欧で活動していたハンサムスパイのイーサンとそのチームだったが、作戦は大失敗。仲間を全て失ってしまう。裏切り者のレッテルまで貼られてしまったイーサンは、身の潔白と真の黒幕を暴くため、不可能に挑戦する。
往年のTVシリーズファンからは何かと評判の悪い本作。まぁ、既に頭の中にあるものには敵いませんしね。TVシリーズに何の思い入れもない私としては、随分と楽しませていただきましたが。オリジナルの主人公を追いやった時点で、完全にトムの映画になったわけですし。
本作より製作に携わり、本格的に“ハンサム道”を追求し始めたトムちん。「ボクをカッコよく撮ってくれる」監督選びにも余念はなく、「この絵の中にボクが立ったら、きっとカッコいい」と本作で選ばれたのがデ・パルマ。“雇われ”のイメージが強かったのか「デ・パルマっぽくない」との声も多いが、どうしてどうして。一人称視点を多用し、思いのほか早い段階で明かされるネタバレも映像でちゃっちゃと処理する、完全にデ・パルマ脳内完結型映画だ。サスペンスを盛り上げる為には、整合性なんてそっちのけな所もデ・パルマらしくていい。クライマックスでの、ヘリのローターがトムちんの喉元ギリギリで止まる描写なんて、一歩間違うと大爆笑になりかねない大袈裟加減が快感。メガネに滴る汗だけを撮りたかったデ・パルマと、「宙吊りのボクはカッコいい」と判断したトムちんが挑んだCIA本部潜入シーンは、二人の思いが合致した名シーン。サスペンスを盛り上げる仕掛けが、ネズミと腹を壊したプログラマーと言う地味さ加減もいい。
『M:i:V』は未見なのでまだなんとも言えないが、イーサン・ハントという人が出ているだけの作品だった『M:I-2』と比べれば、スパイ活劇らしさも溢れた一本。
基本的にはトムが走って、トムが回って、トムが飛んで、トムがニカっと笑う映画なのだが、トム以外の顔ぶれも異常に豪華。便利屋か刑事役ばかりのジャン・レノに、ぷっくりとした唇がいかにもフランス人らしいエマニュエル・ベアール、ぷっくりとした唇を持つ娘がいるジョン・ヴォイトなど、揃っただけでお腹が一杯になるキャスティング。まぁ、鑑賞後はトムちんしか頭に残らないんですが。
そんな派手なキャスティングに、こっそりと紛れ込んでいるのがエミリオ・エステヴェス。カメオ出演のサプライズゲスト的扱いだが、この当時でさえ何人が「キャー!!エミリオよー!!」となったのか。いや、好きですよエミリオ。『飛べないアヒル』も『ウィズダム』も『地獄のデビルズトラック』も大好きですし。「友達に誘われたから来ちゃいました」っていう感じの出かたも、エミリオらしくて良かったですよ。ただまぁ、トムちんとエミリオが仲良しっていうのがどうにも。というか、トムちんに友達がいることに戸惑いが。
スタントはやっぱり“トム・クルウズ”がやってたんでしょうか?
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ほんとにもう、トムちんのこととなったら素晴しい切り口だこと(笑)
でも、豪華な脇役陣なのに見終わったらトムちんしか印象に残らないのはホントだもんねぇ。
このときのトムちんは、結構引き締まってて「俺ってほんとにかっちょいいだろ」って感じでしたよね。
もう、トム愛のなす業ですねw
これを足掛かりにハンサム道を走り始めたトムちん。まぁ、最近は走りすぎちゃって見えなくなってますが^^;
TBありがとうございました。
出だしの
>やあ。ぼく、トム・クルーズ。ハンサムです
↑に、かなりうけてしまい(笑)、思わずコメントしちゃいました〜(≧∇≦)
更についでながら、今までも何作か見て顔は知っていたけれど特に興味湧かなかったというのに、何故かこの作品を見て「キャー!!エミリオよー!!」となってしまったのも、この哀生龍です。
スタントの“トム・クルウズ”のことも、応援しています!!
っと、書き忘れるところでした。
トムちんは、チャ〜ント狙い通りカッコ良く映っていたと思います。 ご安心あれ(笑)
面白すぎ〜
でもトムがハンサムだと思ったのは80年代です、、、
最近は笑いもの、あわわっ
そんなんでもつい観てしまう私です^^;
そうそう。
トム様はカッコいいからトム様なんですよね〜(^_^;)
私はそれをスター性と感じて、温かい目で見守っています。
“トム愛”を表現するのには、これが最適かなと^^;
あ!「エミリオよ〜!」となってた人が、意外と近くにいたw
トム・クルウズは、『2』でようやく脚光を(極々一部で)浴びたわけですが、本作でもよーく観れば面影がwww
間違いなくトムちんは、こんな企みでこの映画をつくったはずです!
カワイーよなぁ、トムちんってば。
まぁ確かに最近は、ハンサムってよりは変わりも・・・。
“ハンサム”って職業があってもいいと思うし、それで生計を立てているトムちんもアリだとw
トムちんの映画は、カッコいいトムちんを観るのが最大の目的であって、極々一般的な映画に対する批評は通用しないんじゃないかなぁと。
伺うのが遅くなりましてごめんなさいね。
おっとこまえトムちゃんの、これは最もスパイらしいお仕事をしてた作品でしたねぇ。
も〜、この後のシリーズは、不死身すぎてなんだか大味になっちゃってますよね!
3はまだ観てないのであれですが、2は確かに名前だけ一緒のプロレス映画でしたねぇw
アクションを地味にしないと、トムちんの輝きが目立たなくなるからの配慮なんですかねぇ?w
なぜみんながトムちんに辛く当たるのかが、
そうだよね。ハンサムは辛いよねぇ〜。
そうです!ハンサムは辛いんです!だから、私はさっぱり辛くないんです!