2001年 アメリカ映画 96分 コメディ 採点★★★★
いくら身体を鍛えようが、勉強を頑張ろうが、前向きな人には何をやっても勝てる気がしません。たとえ勝ったとしても、前向きな人は“負けた”と思ってませんし。いいなぁ、その性格。

【ストーリー】
政治家志望の恋人にフラレたことをきっかけに、元カレが進学するハーバードのロースクールへと躍起になって入学を果たした陽気なブロンド娘エル・ウッズ。完全に場違いな場所に来てしまった彼女だが、持ち前の前向きさであれよあれよと法の道へ。

前向きな映画だなぁ。ほとほと、前向きだ。“ほとほと”の使い方が間違っている気もしますが。
物語自体は、典型的な“場違い”もの。主人公が典型的な金髪のジョックス娘に描かれていること自体にも、然程新味はない。ところがどうして。なかなか、面白い。作り自体の計算高さもあるのだが、手前のものが見えなくなるほど遥か彼方を見つめている前向きな主人公が生む疾走感は凄まじく、あれこれ不満を感じる隙を与えないリース・ウィザースプーンのハジケ芸は見事。人生全てがプールサイドな家族など楽しい描写も多く、『いとこのビニー』になりきれない甘さもあるが、全てにおいてボロが出る前にドンドン前へ突き進んでいく映画そのものの前向きさが救っている。

リース・ウィザースプーンの頭の良さから来る見事なまでのセルフプロデュースを楽しむのがメインの作品であるのだが、私の目的は別の所に。それはもちろん、ルーク・ウィルソン。ここんとこ、オーウェンに偏ってましたし。登場時間の短さと、やや長めの髪形に戸惑いを感じるものの、頑張る女性を前に「スゴイでしょー、彼女?ね?ね?」といつもの応援芸を観れたので、概ね満足で。『いとこのビニー』におけるマリサ・トメイ的ポジションのルークであるが、そうなるとリース・ウィザースプーンはジョー・ペシということに。まぁ、あながち間違いでも。
『ヘルボーイ』で最終最強兵器を演じたセルマ・ブレアやアリ・ラーターと、個人的に大好きな顔つきをした女優を一気に観れた喜びと、ラクエル・ウェルチが登場した驚き、そしてブタビ兄弟の彼女が勢揃いする微妙な贅沢感に、評価は大幅に甘めで。

やったもん勝ち
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この頃はまだウィルソン兄弟にあまり食指が動かず
もったいない見方をしてしまいました(涙
見終わった後はおしゃれしようと思ったのに、
やっぱり結局今では・・・(;´∀`)
きっと今観なおすと、「キャー!ルーク〜!」とw
その後にオシャレするかどうかは、また別問題ですけど。
albrechtです。
>いつもの応援芸を観れたので
ルークの定位置ですよね! 今回も誠実オーラを出しまくってました(笑)。
>やったもん勝ち
(爆)
この映画を一言で言い表してます!!
ふにゃふにゃしているくせに頑固者のオーウェンに反して、ルークはひたすら「頑張れ〜」w
しかしまぁ、勢いだけはある映画でしたねぇ。
TBさせて頂きました。
まさに他人を寄せ付けないやったもん勝ちの作品でしたよねぇ^^
振り回され芸?女性がメインのラブコメが好きなので、
結構お目にする機会が多いんですよねぇ〜。
「頑張れ〜♪」って言ってるか、オロオロしてるか、その両方かのいずれかです!ルークは。そんなんだから、女性メインの作品ではいい仕事をするんですよねぇ^^