と言うわけで10月度のベストですが、珍しく劇場に足を運んでいた割に、アタリが多かった9月と比べるとどうにも寂しいラインナップに。
ベスト
@DOGTOWN & Z−BOYS
Aもしも昨日が選べたら
B40歳の童貞男
Cレディ・イン・ザ・ウォーター
D16ブロック
総じて“面白くて当然”の作品ばかり。こういう言い方もおかしいかも知れないのだが、観る前から面白いのが分かっている作品。この組み合わせでつまらない映画になるわけがなく、その期待通り面白い出来なのだが、予想外の面白さを発見できた作品は少ない。その中にあって、余りの面白さに興奮が醒めることが全くなかったのが@。ただのスケボードキュメントと侮るなかれ。近代アメリカの現状を描いたドキュメンタリーとしても絶品。A“甘ったるい”との意見も多かったが、もともとアダムは辛口の方ではない。『ロンゲスト・ヤード』もそうだが、最近のアダム・サンドラーはハリウッドの王道を上手に消化していっている気がする。Bお色気お下劣コメディを期待すると、いい意味で肩透かしを食らうウェルメイドな一本。ウェルメイドとは言っても、この題材をウェルメイドにしちゃう手腕は大したもの。Cシャマランを攻撃するにはうってつけの一本だが、そのあまりに無防備なので攻撃するのに忙しく作品の本質を見失ってしまう傾向にもある。それでは、もったいなさ過ぎる作品である。D「思わぬ拾いもの!」と喜んでしまったが、リチャード・ドナーとブルース・ウィリスの組み合わせで、“拾いもの”って言い方はないだろうと気付き。
ワースト
@サウンド・オブ・サンダー
Aプロデューサーズ
Bブラック・ダリア
Cブギーマン
Dインサイド・マン
ベストの選別以上に困ったのがワースト。“つまらない”ならつまらないなりにイジリ甲斐もあり楽しめるのだが、どれもこれも“まぁまぁ”。“まぁまぁ”ってのが一番たちが悪く、半端に面白い分鑑賞後に消化不良のモヤモヤばかりが残ることに。まぁ、モヤモヤの残らないずば抜けたつまらなさを誇る@は別格ですが。非常に面白い舞台をただただカメラに収めているだけの印象が強いA。映画ならではの仕掛けや遊びがないのは、映画としてはどうなんだろうと。ウィル・フェレルが出ているシーンが非常に面白いのは、フェレルの動き・存在感が非常に映画的なため。映画の見せ方を知っている“映画”監督が撮っていれば、格段と面白い作品になったはず。ライブビデオを観るつもりだったなら楽しめたのだろうが、生憎映画を観る予定だったので。B何よりも失望感。王道的な見せ方を狙ったのかも知れないが、王道にも邪道にもなれない半端ぶり。バタバタとストーリーを追うだけの展開にも辟易した。Cこれもムードに拘るばかりに、肝心の面白味を見失った一本。D“面白い・つまらない”の観点以外に“嫌い”という問題が。
ちょっと今月は古い作品ばかり鑑賞しておりますが、先月並みに劇場には通おうとアテにならない誓いを立てておりますので、今月もサブタレをよろしくお願いいたしますー。もう一個の方のブログは、まぁ気が向いたら。
↓↓ぽちりとお願いいたします↓↓
人気blogランキングへ
タグ:ランキング
【月間ベスト&ワーストの最新記事】
栄光のワースト1に輝いた「サウンドオブサンダー」は、私もうっかりテレビの予告にだまされて見に行きました。私自身が過去に戻って「この映画、けっこうやばいよ」と忠告してやりたい気分です(苦笑)
あの映画に関しては言いたいことをほぼ言ったのでこれ以上はいじめませんが、まぁ修行だったと思って諦めます。。。
どっちがどっちだったか判らなくなりましたw・・・。
えっと・・・
確かクリスチャン・スレイターの生え際が危険信号だったのが『アローン・イン・ザ・ダーク』で、ベン・キングズレーのフサフサ頭に度肝を抜かれたのが『サウンド・オブ・サンダー』と区別してましたが。