1997年 アメリカ映画 109分 パニック 採点★★★
思うに私は守り神の一種かなんかなんじゃないのかと。いやいや、別にガンジャとかキメ込んでるわけじゃありませんよ。いやですね、どうにも私が地元を離れると、地元が災害に襲われる傾向にありまして。高校時代にちょこっと渡米してたら、その隙に記録的な大雨&大水害。仕事の関係で引っ越せば、大地震。戻ってきたら、元いた場所が大地震。ね?きっと守り神なんですよ。崇めてくだされ。
【ストーリー】
死火山と思われていたダンテ岳を調査に訪れた火山学者のハリーは、近いうちに大規模な爆発が起こるであろう兆候を発見する。町長のレイチェルと共に対策を練るが、時既に遅し、遂に大噴火が起きてしまう。

映像技術が向上するととりあえず災害物を撮りたくなるのか、当時突如勃発した災害映画ブームの中の一本。ミニチュアとCGを併用した映像は、10年経った今観ても充分過ぎるほどの迫力で、結局噴火したから逃げるだけの一本調子の物語も、一事が万事ドンピシャのタイミングで起きる都合の良い展開もウヤムヤにするだけの威力は充分。もちろんその災害時の描写が活きたのは、それ以前の風景の美しさがあってのこと。まるでテクニカラーで写されたかの様な鮮やかな色彩を持つ舞台の美しさは絶品。
そのフィルモグラフィーから、特徴を探し出すのが困難であるのが特徴でもあるロジャー・ドナルドソン。本作でもその特徴のなさを存分に発揮し、気持ちが良いまでに紋切り型のパニック映画を完成。主人公、ヒロイン、子供、足手まといと人員配置も充分で、特に足手まといがツブシも効かなくなった老人な分だけイライラ感も増している。まぁ、溶岩に触れて「うわぁー」って溶けるようなバカはやっていないが、これといって目立つ箇所もない作りなんですが。

ジェームズ・ボンドで終わることに危惧を感じていたのか、ボンド中からせっせと課外活動に勤しんでいたピアース・ブロスナン。その割に、『トーマス・クラウン・アフェアー』『テイラー・オブ・パナマ』『ダイヤモンド・イン・パラダイス』と、それだけボンドがハマリ役だったのか、『サンダーボール大作戦』のショーン・コネリーの様にちゃっかり復帰する保険を残したいのか、ボンドっぽいのを連発。まぁ、復帰することはないでしょうが、ピアース・ボンドがなかなか良かったので、今回の降板はやはり残念で。頑張れ、クレイグ。
迫力満点の噴火シーンと男前の主人公でビジュアル面は充分だと踏んだのか、ヒロインにはリンダ・ハミルトンを。いや、あのぅ…充分過ぎるってことはないと思いますので、もう少し頑張っていただきたかったところですが。まぁ、「ウガガガガガァ!」とか叫ばないリンダ・ハミルトンも久しぶりでしたので、それなりに新鮮ではありましたが。『ブラックライダー』以来?

「ボンドとサラが束になっても敵わない自然の力って凄いでしょ?」ってこと?
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映画らしいご都合ストーリーですが、
迫力もすごいし、ブロスナンカッコいいし、結構好きです。
とりあえず観たい物は充分観れる作品ですよね^^
めずらしく劇場で観た映画ですが、劇場で観た分、その迫力に息を飲んでしまいました。
火山弾からの逃げ方を覚えたのはこの映画だしねぇ^_^;
温泉好きなんですが、下から湧き出しているような山の中の自然にできた露天風呂なんかにも入ることも多くて、これ見てから結構びくびくしながら入ってます(苦笑
だって、茹でられたくないもん(笑)
火山大国日本に住んでいるのだから、こういう映画で勉強しておく必要あるかもしれませんね。
実は、この映画を見たときには、まだターミネータ見たことなかったんです。
だから、こちらの記事で「あぁ、あの人がサラ・コナーだったんだ」と気がつきました(笑)
私も劇場で観たんですが、確かその時はピアース・ブロスナンが画面にアップになると紗がかかってた気がしたんですけど、DVDで観直したら別に掛かってなかったんですよね。あまりに男前だったから、そう勘違いしちゃったんでしょうかねぇ。。。
私も大の温泉好きなもんで、結構火山の側に行く機会が多く、行く度にこの映画思い出しちゃってます^^;
トラックバックをありがとうございます。諸事情によりお返しが大変遅くなってしまい、失礼いたしました。
この映画ですが、絵的には今でも通用するなあって思います。今でもたまには鑑賞してます。
ところで記事中に書かれてますが、私もブロスナンのボンドは大好きでしたので、すごく残念ではあります。
絵的には、ホント充分な出来でしたよね^^
それだけを見るだけでも、レンタル代は取り返せるかと。
ダニエル・クレイグの奮闘振りに、今後も期待できるボンドですが、こっそりピアースが戻ってきても文句は一切ありませんw