2012年03月12日

ワイルド・スピードX2 (2 Fast 2 Furious)

監督 ジョン・シングルトン 主演 ポール・ウォーカー
2003年 アメリカ/ドイツ映画 107分 アクション 採点★★

特にこの辺が田舎のせいか、車かパチンコか酒か女の話題だけで成立してしまう男同士の会話。お金の使い道も、大体これらのいずれかに。生憎パチンコにも車にも興味が一切ない私なんで、男だけの席になると話題に混じれない事この上なし。ただずーっと黙ってるのもアレなんで、辛うじて加われる女性の話題にだけ食い付いてると、なんともとてつもない女好きみたいな感じに。まぁ、あながち間違ってもいないんですが、それはそれでちょっとヤダ。

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【ストーリー】
元警察官で今はストリート・レーサーとして暮らしているブライアンは、ある日突如現れた警察隊に囲まれ逮捕されてしまう。しかしそれは、ヴェローン率いる国際的なマネーロンダリング組織に彼を潜入させるために仕組まれた逮捕劇であった。已む無く警察に協力することとなったブライアンは、かつての親友ローマンと共にヴェローンのもとへ潜入するのだが…。

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ヴィン・ディーゼルがいなくなったら一気に黒っぽい上にチャラくなった、『ワイルド・スピード』の続編。今回メガホンを握ったのは、“ブラック・ムービー期待の新星”と謳われながらも、なんとなくジャンルムービー監督の座に座っちゃった感もある『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い』のジョン・シングルトン。
スピードに対するストイックさや、ワルの流儀、ダークヒーローの魅力ってのがヴィン・ディーゼルと共にゴッソリ抜け落ちてしまった本作。その代わりにタンマリと加わったのが、トランクオーディオとネオン装飾された車に、大音量で流れるヒップホップとデヴォン青木という、週末はとりあえずオートバックスに寄って、帰りはコンビニで“Option”なんかを立ち読みする過ごし方をされる方々には堪らないであろう要素の数々。デヴォン青木がそうなのかは定かじゃありませんけど。如何せんそのどれにも興味が全く無いんで、残念ながら「ヒャッホーイ!」となる100分間ではありませんでしたが。
まぁ、“それっぽい車を走らせる”ってコンセプトのみで作られたような作品ではあるものの、下手に二番煎じの続編を作ることはせずに、ある種の世界に特化した作りにしたってのは意気込みとして認めるべきなのかと。

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主人公のブライアンに扮したのは、前作に引き続き『ワイルド・スピード MEGA MAX』のポール・ウォーカーがチャラさ全開で熱演。本作に出てくるような車に乗って、海辺でニヘラァっと笑いながら水着美女をナンパしてるような役柄が、本当に似合う役者だなぁと。また、『レギオン』のタイリースや『クラッシュ』のリュダクリスらも参加し、前作にはあまりなかった軽妙さってのを本作に加える役割を。
その他、男前ながらも生理的に感じる怖さや気持ち悪さってのを、しっかりと父親から譲り受けている『地獄の変異』のコール・ハウザーや、冷静に考えればジャンル的にヒラリー・スワンクと然程変わらない顔立ちながらも、ラテンの血が彼女を気さくな美女へと変貌させてる感じもする『ゴーストライダー』のエヴァ・メンデス、『フェイク シティ ある男のルール』のアマウリー・ノラスコに、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』のジェームズ・レマーらも出演。
ただまぁ、やっぱり一番目を引くと言うか否応が成しに目を奪われてしまうのが、『DOA/デッド・オア・アライブ』『シン・シティ』のデヴォン青木。鉄板焼き屋の娘。生気を感じられない能面顔に抜群のスタイルという奇抜な組み合わせはこの当時から健在だが、若さ故かそばかすの残る若干ふっくらした顔立ちで時折見せる笑顔がなんか可愛い。「うわっ!デヴォンだ!」と始めは驚くも、だんだん可愛く見えてくる青木マジック。まぁ、たぶんただの気の迷い。

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概ねこんな感じの映画

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posted by たお at 02:06 | Comment(0) | TrackBack(1) | 前にも観たアレ■わ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ワイルド・スピードX2
Excerpt: 「ワイルド・スピード」は5から見始めまして 1をBlu-rayで観て、そして今回2を・・・ なんとなく出演キャラの様子が判ってきたのに なんと、主役と思っていた ヴィン・ディーゼルが出てこない 前作..
Weblog: 538ねん。
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