で、そんな声が思いのほか多かったのか、その要望にこたえる形で“無修正版”たるものを都内一館限定で上映するとのこと。んー…、それって重要なのかい?
確かに「モザイクがあるとかえってイヤラシイ!」ってのも、「二人が合いを交わす大事なシーン!」ってのも分かるんですけど、別にそこが作品上最も重要なシーンじゃないんじゃないのと。もちろん「モザイク万歳!」なんて斬新過ぎる意見など述べるつもりなんかは全くありませんし、見れるものは何でも見たいって性分な私。ただ、一連の流れで特に気になったのが、配給会社の「若いファンに楽しんでもらう為に、R15+でいけるよう修正した」ってとこ。ホラー映画だったらどれか一つでも該当すればアウトであろう連続猟奇殺人も近親レ○プもア○ルレ○プも問題ないけど、チ○ポと陰毛の映るセックスシーンだけはダメっていう、内容度外視であるレイティング基準のデタラメさもさることながら、これが映倫の指導ではなく配給会社が率先して行ってるっぽいってとこも問題。端から喧嘩するつもりなし。センセーショナルな題材を扱った作品を、波風立てずに世に出そうって姿勢は違うでしょと。R18+ならそれを逆手にとってやりたい放題やればいいし、興業収入上どうしてもR15+にするなら、日本以上にデタラメなレイティングシステムがあるアメリカでスピルバーグがやったみたいに屁理屈並べて無理やり公開すればいいのに。
如何せん寝起きなもんで文章がまとまってないんですが、何よりもイヤだなぁと感じたのが、この問題を利用したマッチポンプ的な話題作りのやり方や、最終的に“モザイクを入れなきゃならないほどのセックスシーンがある映画”って部分だけが注目される作品に落ちぶれてしまうってとこなんですよねぇ。
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問題作を波風立てないように公開しようって根性が、端から間違ってると思うんですよねぇ。しかも、今度はそれを逆手にとって上映。内容度外視。作品自体は個人的にアレだったので“怒り心頭”ってわけでもないんですけど、この状況に呆れ返ってしまいまして。。。