2012年02月15日

ウソツキは結婚のはじまり (Just Go with It)

監督 デニス・デューガン 主演 アダム・サンドラー
2011年 アメリカ映画 116分 コメディ 採点★★★

そんな必要もないのに、ただただ嘘をつく人っていますよねぇ。辻褄合わせなんて考えず、息を吐くように嘘をつく。ガリガリの身体で面接にやって来て、前職を聞くと「水泳のインストラクターです!」と真顔で答える。その場所を聞けば「もう潰れたんで、誰も知らないと思います!」と頑なに答えない。つく意味すら分からない嘘

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【ストーリー】
不幸な既婚男性に成りすまし、女性の同情心に付け込んだナンパを繰り返す美容整形外科医のダニー。そんなある日、ダニーは絶世の美女パーマーと出会い真剣な交際を考えるが、小道具の結婚指輪が見つかってしまい、ついいつもの既婚者であるという嘘をついてしまう。困ったダニーは、助手でシングルマザーのキャサリンに協力してもらい離婚目前の夫婦を演じるのだが、事態は思わぬ方向へと進みだし…。

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フランスの舞台劇を映画化したラブコメディ。アダム・サンドラー主演とくれば、もちろん監督は『アダルトボーイズ青春白書』のデニス・デューガン。
“理想の人を見つけたと思ったら、本当に愛すべき人は隣にいた”っていう、いつものアレが描かれる本作。アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンの主演二人の魅力もあってか、嫌味も少なくサクっと楽しめる一本には仕上がっている。それぞれのシークエンスでの笑いも、アダム作品として充分及第点なので楽しめる。
ただまぁ、物語自体はメタメタ。そこを突っついたら元も子もないんですが、既婚男性に成りすましている最中に運命の人に出会ったわけじゃないんだから、素直に指輪のワケを話せば済むだけの所を、わざわざ大騒動にしてストーリーを進行させようとする無理やり感は否めず。本当に大切な人の存在に気付いてからの展開も、一悶着あって双方それなりに傷付くわけでもなく、単に理想と思ってた人が突然結婚を切りだして重たい女になるってだけの身勝手な展開も好きになれず。結果ありきで全てを動かすのが映画とは言え、あまりにそこが目立ち過ぎるとやっぱり気持ちが入り込めないもので。そもそも、元々モテそうなポジションにいる主人公が、後腐れのない交際のためとはいえワザワザ既婚者を騙ることに必然性すら感じられませんでしたし。その逆ならなんか分かりますが
まぁ、部分部分を切り取れば充分に面白いですし、役者も魅力的で、やたらとポリスばっか流れてくるのもファンとしては嬉しかったので、甘めに★ひとつオマケで。

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考えるまでもなく無責任かつ無節操な主人公に扮したアダム・サンドラーだが、持ち前の嫌味の無さで結婚の責任をまだ負いたくないヤンチャ坊主に見えるのが救い。相手が子供だろうが大人だろうが対応の変わらない、いつものアダム。1995年以降の音楽は受け付けない、私ら同世代の鑑のようないつものアダム。ただ、アダム主演のアダム映画にもかかわらず、今回の彼は然程印象に残らず。
っていうのも、たぶん本作はジェニファー・アニストン推しの意味合いが強い作品だったからなのではと。それだけ本作の彼女は魅力的に収められている。もともと気さくで親しみやすい美人なだけに、気兼ねなく何でも話せるし一緒に居ると楽しい反面、その距離感を壊したくないが為に恋愛までは発展しづらいって役柄がドハマリ。交友が長い割にアダムとの共演は初めてだった本作なんですが、そんなことを感じさせない相性の良さも観ていて楽しかったなぁと。タマゴ顔が二人並んでるだけで、なんかお似合いでしたし。
また、そんな彼女の同級生役として『デイズ・オブ・サンダー』のニコール・キッドマンも出演。かつてのクラシカルな美しさの面影なんぞどこにもない、非常に下品な顔立ちと役回りで、扱いは完全にジェニファー・アニストンの引き立て役。好きだったんだけどなぁ、唇が厚くなる前は…。
その他、“美人”って以外はこれといって印象がないブルックリン・デッカーはさて置いて、ニック・スウォードソン、ケヴィン・ニーロン、アレン・コヴァート、ジョナサン・ローラン、ピーター・ダンテに嫁サンドラーといういつもの顔ぶれも当然集結。しかしながら、ロブ・シュナイダーの姿は無し。最後の最後にうってつけの出番があるっていうのに。内容云々以上に、そこが一番残念だったなぁと。

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選択肢にいるってよりも、土下座してでもお願いしたいレベル

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posted by たお at 03:01 | Comment(4) | TrackBack(6) | 前にも観たアレ■あ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>わざわざ大騒動にしてストーリーを進行させようとする無理やり感
最初は、「アダム版オオカミ少年」かな?と思って見ていたのですが・・・
嘘をつくメリットより、デメリットの方が絶対に多いのに何で?
と思うばかりでした。

>非常に下品な顔立ちと役回りで、扱いは完全にジェニファー・アニストンの引き立て役
服を着ていると細くてスタイルが良くて衣装が映えると思えるのですが、あのキッドマンの腹筋はビキニを着ちゃいけない立派さだと思ってしまいました。
アニストンのちょっとお肉があるボディの方が、断然魅力的に見えましたから。
Posted by 哀生龍 at 2012年02月17日 00:58
こんばんは♪
無難に楽しめる作品でしたね。
ニコールが出てきてびっくりしました。
こういう役もやるんですね(笑)
Posted by yukarin at 2012年02月17日 22:44
哀生龍さま、こんにちは〜♪
既婚者と偽ってたんなら分かるんですけど、そうじゃなかったですしねぇ。なんでわざわざ?って感じに。
ニコマンはもともと陸上選手みたいな身体なんで、ビキニは似合わないんですよねぇ。女性的な柔らかさって意味では、アニストンに軍配が。
Posted by たお at 2012年02月19日 06:42
yukarin様、こんにちは〜♪
allcinemaとかだとニコマンの名前が載ってなかったりするんで、出てるとは思ってなかった人も多かったようで。まぁ、友情出演みたいなもんなんですかねぇ。
Posted by たお at 2012年02月19日 06:43
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