2011年 カナダ/アメリカTV 90分 アクション 採点★★
さてさて、本年度の初セガール。年貢みたいなもんとは言え、なんでこう残念なものと分かりきってながら観続けちゃうんでしょうねぇ。きっと、セガールが相変わらず元気で楽しそうにやってる姿を確認したいんでしょうねぇ。「今日も元気そうだ。よかったよかった」みたいに。もう、縁起物ですね。

【ストーリー】
中国呪術の形式で金髪のストリッパーばかりが殺される連続殺人事件が発生。ケイン率いる特別捜査班は囮捜査により犯人を現行犯で射殺するのだが、ほどなく同様の手口で殺された女性警官の遺体が発見され…。

スペインでは放映されてたっぽいが、それ以外はよく実態の分からないセガール初の(たぶん)連続TVシリーズ“TRUE JUSTICE”第2弾。メガホンを握ったのは、前作『沈黙の宿命』同様『沈黙の逆襲』以降セガールのお抱えとなったキオニ・ワックスマン。
“中国呪術”に“ブルースギター”“金髪ストリッパー”と、セガールの好きなものだけで出来ている本作。大してサスペンスが盛り上がらない内にさっさと犯人が判明し、手の込んだ犯行の割に動機がよく分からない内にボツリと終わる、いつもの残念セガール映画ではあるんですが、いつも以上にセガールが楽しそうなので「良かったね、セガール!」と。ブルース・バーのシーンではおもむろにギターを弾きまくり、舞台の多くが巨乳のウロウロするストリップバーで、面倒臭いシーンを全て若手に任せ、自分は悪党退治のシーンにだけ出てきて「よよよいのよい!」と名人芸を披露すればいいんだから、そりゃぁ楽しいに決まってる。なんとも羨ましい老後生活を送っておりますよねぇ、セガールは。やっぱり、こういう楽しそうなセガールを観るのが好きなんですねぇ、私ってば。
“セガールが楽しそう”って以外に語る事もない作品なんですが、“スールー”こと『スター・トレック2/カーンの逆襲』のジョージ・タケイが思いのほか多い出番で登場してたのは特記すべきかと。相変わらず深くて美しい素晴らしい声でしたよ。

楽しくないわけがない
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