2012年01月25日

パニッシャー (The Punisher)

監督 ジョナサン・ヘンズリー 主演 トーマス・ジェーン
2004年 アメリカ/ドイツ映画 123分 アクション 採点★★

“復讐”とか“報復”って、聞こえはタフな感じがしますよねぇ。悲痛な思いを胸に秘めた男の姿が思い浮かびますし。でも、“嫌がらせ”となると一気にチンケな感じに。イメージはもうドブネズミ。やられてる相手からすれば、なんであれ嫌がらせに過ぎなかったりもするのに。

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【ストーリー】
裏社会の大物ハワード・セイントの息子が、武器取引の現場でFBIによって射殺される。悲しみに暮れるハワードは、息子の死の原因を現場に潜入していたFBI捜査官フランク・キャッスルにあるとし、キャッスル家が揃ったパーティに殺し屋を送り込む。一家全員を惨殺されたフランクは、ハワードに対し復讐を決意するのだが…。

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マーベルの同名コミックを、『NEXT -ネクスト-』などの脚本を手掛けたジョナサン・ヘンズリーが映像化したバイオレンスアクション。
パニッシャーと言えば、ドクロTシャツを着ていないドルフ・ラングレンがヤクザ相手に暴れまわるアレを思い出すが、今回のパニッシャーはしっかりドクロTシャツを。「こりゃぁ凄惨な制裁が期待できるな!」とワクワクするも、なんか様子がおかしい。悪玉の手下を捕まえスパイにし、組織のナンバー2に対しては盗撮写真を基に脅迫電話、悪玉の妻の車を勝手に乗り回し浮気を捏造するなど、やってる事が非常に姑息。その他にも売上金を燃やしたりゴルフ場を荒らしたりと、嫌がらせの三昧のパニッシャー。あんまりにもパニッシャーの底意地が悪いので、中盤頃には悪玉に同情してしまう始末。ホント、怒らせた相手が悪かった。
パニッシャー本人のマヌケぶりも相当なもので、身を潜めることなく住人が結構住んでるアパートに引っ越し、瞬く間に素性がバレるんで殺し屋が直々に来訪。住人がいい迷惑。全ての片が付いたから自殺を試みるもなんとなく断念し、「じゃぁ、パニッシャーとして街の悪党でも退治してよー」って飛躍も物凄い。パニッシャーを、姑息で底意地悪い主人公がコントのようなアクションを繰り広げながら、ご近所さんと珍妙な交流をする映画にしちゃう理由も分からない。まぁ、色んな意味で驚きの連続だったので、全く目が離せない作品に仕上がってはいましたが。

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せっせと浮気工作に勤しむパニッシャーに扮したのは、『ミスト』『キルショット』のトーマス・ジェーン。首を切り落とさない限り死なない長生きな人みたいな風貌が“能天気”にだけは見えないので、パニッシャー役に然程違和感がないんですけど、設定が設定なだけに非常に粘着質な人に見えちゃうことこの上なし。
一方のセイントに扮したのが、『パリより愛をこめて』『グリース』のジョン・トラヴォルタ。襟を広げたチンピラシャツの非常に似合う役者なので悪玉としては問題ないのだが、大物ってよりはやっぱりチンピラなので、幾分不相応な感じも。その辺も含めて、ついつい同情しちゃうキャラだったんですけど。
その他、ボスにだけはゲイであることを告げておけばよかったナンバー2役に『クロッシング』のウィル・パットン、フランクの父親役で『ブルーサンダー』のロイ・シャイダー、身体が青くないと何か印象が薄いX-MEN:ファイナル ディシジョン』のレベッカ・ローミン、筋肉担当だった『DOA/デッド・オア・アライブ』ケヴィン・ナッシュなど、思いのほか豪華な顔ぶれがほぼ使い捨てで登場。まぁ、今と然程変わらない印象だった『メカニック』のベン・フォスターを見れたのは嬉しかったですけど。

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自分には甘く、他人には厳しく

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posted by たお at 17:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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