2012年01月21日

卒業白書 (Risky Business)

監督 ポール・ブリックマン 主演 トム・クルーズ
1983年 アメリカ映画 98分 コメディ 採点★★★

実家が自営業だったので、親が四六時中家にいた私の子供時代。“親の居ぬ間に羽目外す”なんて経験は皆無。極稀に旅行に出かけ家に居ない時もあったんですが、そんな時は私にだけ内緒に家を出やがる。親がいない事に気付くのは晩飯時なので、羽目を外す時間もない。“何をしでかすか分からん子供”と、完全に見透かされてたんでしょうねぇ。まぁ、間違ってはいないんですけど。

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【ストーリー】
有名校進学の可能性が危ういことに悩む高校生のジョエル。そんなある日、両親が旅行に出かけるため、数日間一人で生活することに。この機会に思いっきり羽目を外そうと、電話でコールガールを家に呼ぶのだが、それを切っ掛けに思わぬ騒動が巻き起こり…。

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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のトム・クルーズの出世作である、最近は脚本家としてもめっきり名前を見掛けないポール・ブリックスマンによる青春コメディ。内容がすっかり頭から消え去っていても、トムちんがボブ・シーガーの“オールド・タイム・ロックンロール”に合わせワイシャツ&白ブリーフで踊り狂うシーンだけは頭にこびりついている一本。
「親の居ぬ間にデリヘルを呼んじゃおう!」と随分思いきったことをした高校生が、裏稼業にちょいと手を染め一皮も二皮も剥けていく様を描いた本作。題材的にも『ポーキーズ』や『グローイング・アップ』的な能天気なエロコメを期待しちゃうのだが、中身は思いのほか重い。もう演出が重苦し過ぎて、笑える所も笑えない青春コメディとしてはどうかと思う出来。少々のリアルさと、トムちんが真面目すぎて弾け切れていないってのが原因なのかと。タンジェリン・ドリームの音楽も幻想的過ぎて、夢と現実のシーンが見境付かないってのも痛いところ。
ただ、将来の不安に押し潰されそうな状況を、「どうにでもなれっ!」と開き直る破天荒さや、「お前、既に十分恵まれてるじゃん」と思わなくもないが、「ビッグになって金稼ぐ!」という下世話だが正直な前向きさが妙なやる気を起こさせてくれるのも事実。建前としてはお手本にならないが、本音としては見習いたい生き様が魅力でも。

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映画としてはアレな部分が多い本作の見所は、やっぱり本作でのブレイク以降今日までその快進撃が止まらない、『ナイト&デイ』『バニラ・スカイ』のトムちんの若さ。ハンサムにはほど遠いが、全てにおいてプリップリの若々しさ。歯を直したてだからか口の開け方がまだ不自然だが、幾分ふっくらとした具合がボンボン役にぴったり。良い家に住んでいて親のポルシェを乗り回すアイドル顔の主人公が、一人妄想しながら悶々する奥手ってのには違和感を感じるが、奥手は金で治るもんじゃないからしょうがないのかと。悶々は金で解決してましたが。
一方のコールガール役に扮したのは、これまた本作で注目された『マザーズデイ』のレベッカ・デモーネイ。年齢的にはトムちんと然程変わらないのに、百戦錬磨の貫禄すら漂う悪女っぷりが見事。冷静になってこの映画を観ると、全て彼女が掌握してるんですよねぇ。
その他、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』のカーティス・アームストロングや、『ビバリーヒルズ・コップ』のブロンソン・ピンチョットらも出演しているが、30年近く経つこの作品の時点で既に胡散臭い、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のジョー・パントリアーノが素晴らしかったなぁと。流石、ハリウッドを代表する小悪人役者

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posted by たお at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■さ行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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