“ディレクターズ・カット”と言うと往々にして無駄に長くなる印象もありますが、『エイリアン』において未公開映像も加えてるにも関わらず、細かな編集の見直しによってランニングタイムがオリジナルよりも短くなる、なんかもう奇跡のようなディレクターズ・カットを実現したリドリー・スコット。この作品もまさにそんな感じで、モノローグがなくなってモッタリとしてしまった印象があった“最終版”をベースにしながらも、全くモッタリ感を感じない仕上がり。どの辺をどう編集し直したのかは分かりませんが、いま観るに耐えうるリズム感が素敵。
リストア&リマスターされた映像と音響も見事の一言で、なんか変な物ばっか落ちてる近未来都市の閉塞感&猥雑さ&捨てられた感に圧倒。なんともアホみたいな感想ですけど、「ブルーレイユーザーで良かったなぁ」ってのと、「ヴァンゲリスの曲って、こんなに音が分厚かったんだぁ」と実感した次第で。“2枚で3000円”とかの廉価版に落ち着いちゃった商品ではありますが、家にあっても損はないかなぁと。
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先日『ブルース・ブラザース』のUS版を購入したんですけど劇場公開版とディレクターズカット版が併収されていたんですけどどちらも高画質のお陰で楽しめたんで、いっそ『ブレラン』も劇場公開版とファイナルカット版を収録したバージョンが出てくんないかなぁ… とか思ったりもして。っか、日本版、25周年記念版とか流通コードを変えた同一商品が多過ぎ!!(笑)
私にとってもベストは劇場版。モノローグがあって、ユニコーンは出なくて、シャイニングの借りもの映像で締めて、デッカードは人間って劇場版が好き。ただまぁ、見事なまでの映像美を堪能できるこの商品は、劇場版の“ちょっと違う版”として最終版よりも全然楽しめましたねぇ。
>25周年記念版とか流通コードを変えた同一商品が多過ぎ!!
これ、ホント!
何回ジョーズと未知との遭遇を買い直せばいいのやら!