2005年 アメリカ映画 98分 ラブロマンス 採点★★★
遊び相手には最適らしいですよ、私。
そんな戯言はさておき、出会い系サイトってのにイマイチ関心のない私。確かに出会いの場ってのは限られているけど、なんとか出会いを自ら演出して付き合うに到るまでの経緯が大好きなものなので、全てが準備万端というか待ち構えられているような状況に恐怖に近い感覚すら。なんと言うか、新しいゲームと一緒に攻略本を買っちゃうような感じですかね。なんとなく違う気もしますね。
【ストーリー】
幼稚園の先生をするサラは、離婚したばかりで新しい恋愛を始めるのに尻込みをしていた。そんな30代シングルのサラを心配した家族は、サラに内緒でインターネットの出会い系サイトに登録。渋々応募してきた男性達とデートをするサラだったが、その中で出会った同じく離婚したてのジェイクに心を惹かれる。しかし誠実で情熱的なジェイクに躊躇するサラは…。
“女性の視点で描く”映画と“女性向け”映画は明らかに別物だろうなぁと考えながらも、イマイチ確信の持てない私。でもきっと本作は“女性向け”を狙いに狙った企画作品だろうなぁと。
“30代で迎える新たな恋”“大家族”“出会い系サイト”と何となく目新しくウケの良さそうな要素を網羅しつつ、ノーラ・エフロン風味でサラリと小奇麗にまとめた印象が強い。ターゲット客層にリンクするダイアン・レインとジョン・キューザックの顔合わせは観ていて楽しいのだが。
“新たな恋”と“家族の繋がり”を中心に描く本作だが、肝心の主人公達の性格描写や離婚に到る過去の振り返りを描く描写が結構アバウトで、どんな人達なのかイマイチ分かりづらく感情移入もし難い面があるのが残念。特にダイアン・レイン扮するサラの行動の転機を迎える描写が曖昧な為、突如やる気満々になるミステリアスな女性に映ることもしばしば。まぁ、どんな女性も理解出来ない私が言ってるのでアテにはなりませんが。
劇中の手頃な女性をキープしておいて本命探しをする園児の父親ボブのような男性はうじゃうじゃいるのも確かだが、“男はみんな若い娘が好き”と一まとめにされるのには若干の抵抗を。そりゃぁ80歳よりは20歳の方が好きな私が言うのも全く説得力がありませんが、“若くないから”が全ての理由と誤解されるのもどうかと。
作品選びに定評のあるジョン・キューザック。本作でもお得意の“こだわりを持つ”男性を好演しているが、彼独特の演技のリズムと映画のリズムが合わずカラ回りする部分が目立つ。中年を迎える男性を演じる為の役作りなのか、素なのか、だいぶぷっくらしていて驚きましたが。
しばらくなりを潜めていたと思ったら、突如『運命の女』で大人のいい女になって再登場したダイアン・レイン。時折ジェイミー・リー・カーティスに見えるものの、本作でも大人の色香をプンプン漂わせながら熱演。そこが生活の疲れを感じさせない要因でもあるんですが。彼女の現在を見ていると、80年代に彼女の映画と共に青春を過ごした世代としてはなかなか感慨深いものがあります。この調子だと、あと5年もすればリー・トンプソンとかジェニファー・グレイとかが“いい女”になって再登場するんですかねぇ。こじんまりとしたスタローンにしか見えないボブ役のダーモット・マローニーとダイアン・レインのツーショットは、なんか『ジャッジ・ドレッド』みたいでしたよ。
全てにおいて可もなく不可もない本作。どう考えてもジョーン・キューザックがやった方がいい役柄があるだけ彼女の不在は大きな不満で、評価的にも★2つで充分だが、ジョン・キューザック好きとしてはいつもの理屈っぽい彼が観れるだけで満足な部分もあるのでオマケ。
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TBありがとうございました。
なんたってキング・オブ・ラブコメのジョン・キューザックなので(と勝手に思っている)観逃しません。
サラッと軽いラブコメディはたまに観たくなります。
ところでこじんまりしたスタローン・・・爆笑でした!
塾女のジェニファー・グレイやリー・トンプソンもぜひ観たいですね〜。
ラブコメにおいて男の痛々しさを体現するのが非常に上手いジョンキューなだけ、期待値も大きかったんですが。。。らしさは所々に出ていたんですけどね。
熟女のリー・トンプソンは、考えてみると倍賞美津子だなぁと。
その通りですねぃ。ははは〜。
ジョン・キューザック「に」はちょっと「中庸」な作品でした。
長年記憶に留める面白味を作り出すような“歪み”がないんですよねぇ。小奇麗に完成されちゃってて。ジョン・キューザックが出てるのに。。。
内容的にはイマイチ感が漂いまくりの作品でした。
それにしても、私も熟女趣味ぢゃないので、偉そうなことは言えませんが、
女性は若いから良いってもんじゃありません。
手痛い目にはあったことはありませんが・・・本当ですっ本当ですってば!
そりゃぁ若けりゃいいってもんじゃないですよねぇ。中身も外見もしっかりと磨き上げる努力は欠かせないです!じゃぁ、しっかりと磨き上げられた若い子と、そうじゃない子とじゃぁ・・・若い方が^^;