がんばれ！ベアーズ ニュー・シーズン (Bad News Bears)

監督　リチャード・リンクレイター　主演　ビリー・ボブ・ソーントン
2005年　アメリカ映画　113分　コメディ　採点★★

あまりに印象に残る亜流が多すぎて、苦虫を噛み潰したような顔をしたウォルター・マッソーとそばかすの可愛いテイタム・オニールしか記憶に残っていないオリジナル版。確か林寛子は出てなかったはず。

【ストーリー】
かつてはメジャー登板の経験もあるものの、今では酒びたりの日々を送るバターメイカーは、想像を絶するほどの弱小少年野球チーム“ベアーズ”の監督を嫌々引き受けることに。案の定リーグ初戦は大敗したものの、娘のアマンダの加入によって勢いに乗ったベアーズは、あれよあれよと優勝決定戦まで駒を進める。



知識と技術によってロックの上っ面のみを撫でたお習い事ロック映画『スクール・オブ・ロック』で“嫌いな監督リスト”入りを果たしたリチャード・リンクレイターが、子供の描き方が上手いとでも思われたのか、“落ちこぼれ子供の奮闘記”の原点でもある『がんばれ！ベアーズ』をリメイク。
『飛べないアヒル』や『ペナルティ・パパ』など、ハズレも多くないジャンルであるため、たとえ嫌いな監督と俳優の作品とはいえ安心して鑑賞できると踏んだのだが、これがまた珍しいほどツボに入らない。落ちこぼれの子供達の姿を通して、ダメ大人が反省し成長していくのがこの手のジャンルに共通するテーマ。その転換期を迎える演出はベタであればあるほど爽快感を生むのだが、本作は余りにあっさり。あまりにあっさりし過ぎているため「え!?いつ気が変わったの？」と驚くこともしばしば。急にキャラが変わってしまうので、なかなか信用も出来ない。ビリー・ボブだし。



たとえ野球シーンの迫力も、大人たちの描写も、笑いも中途半端であっても、子供達だけでも魅力的に描かれていれば及第点を得れるジャンルであるが、本作の子供達は非常に個性的ではあるものの、チーム内以外での描写もない為、“個性的キャラ”という設定におんぶにだっこで、そこから一歩も踏み出さない。よって子供達の魅力も発揮されているとまでは到らず、何事にも中途半端な印象に。
忠実さを目指したのか地味さを目指したのか不明なリメイクである本作。万が一にでもシリーズ化をするなら、『ペナルティ・パパ』のスタッフ・キャストで是非。


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Comments

TB有難う御座いました♪
脚本が大味なのか、すごく底の浅い作品になっちゃってましたね^^;
ま、ワタクシはガキんちょ達の下らないやり取りだけでそれなりに満足してしまいました(^^ゞ
林寛子は出てなかったですよね、こっちにはw

ではでは〜、これからもよろしくお願いします♪

Posted by Aki. at 2006年09月05日 04:33

私はいつもながら、お気楽に楽しめましたよ（笑）
ま、たしかに強引なところはあったけど・・・
これも、オリジナルが好きだったら不満も多いかもしれないですね。

レッドビッキーズ・・・でしたっけ？＞林寛子（笑）

Posted by kino at 2006年09月05日 07:55

Aki.様こんにちは！
ベタにやってもらったほうが楽しめたのでしょうが、半端に真面目なものだったので、半端に楽しむ程度に。。。
ダメ大人の物語とはいえ、もう少し子供達に注目していただきたかったものです。

Posted by たお at 2006年09月05日 14:49

kino様こんにちはー♪
ベアーズというと何故だか林寛子とアントニオ猪木が浮かぶ私です。レッドビッキーズが好きだったからでしょうねぇ＾＾；
オリジナルはほとんど記憶にないのですが、他愛のない子供映画を期待していた分、失望も大きかったようです。。。

Posted by たお at 2006年09月05日 14:51

TBが入っていなかったので　今更ながら。
遅くなってすみません！

Posted by kino at 2006年09月17日 01:11

kino様こんばんはー♪
あぁ、そういえばコメントは頂いてたのに気付きませんでした＾＾；

Posted by たお at 2006年09月17日 01:24