1990年 アメリカTV 47分 サスペンス 採点★★★
【ストーリー】
ローラの母セーラが見たという幻の男の似顔絵を作成すると、それはクーパーの夢に出てきた“キラー・ボブ”と同一人物であった。同じく夢に出てきた片腕の男の居所を突き止めたクーパーらは、彼の滞在先を急襲。事件との関与は認められなかったが、意外な手掛かりを発見する。一方、クーパーにメロメロのオードリーは、彼の助けになる為に父親のデパートで働く事を決心する。その頃、保安官補のアンディは何故ナンシーの機嫌が悪いのか分からず悶々としていた…。
煽りとスカしを交互に繰り返す本シリーズ。如何にも怪しげな片腕の男を捕まえたと思いきや、事件が進展するわけもなく「ママ!」と泣かれて終わっちゃうこの具合の素晴らしさたるや。それでいて全然話が進まないかと言えば、しっかりと新たな手掛かりを見つけ出しミステリアス具合を更に広げる巧みさに唸る。
今回は事件そのものよりも、周辺の人物関係に焦点が。早くして結婚した田舎の美人の旦那は往々にしてクズだってのは万国共通なんだなぁと、シェリーとノーマを見ながら痛感していたのだが、その二人の夫が意外な繋がりを持っていた事が判明する本作。まぁ、悪人同士なんで当然っちゃぁ当然なんですけど。また、クーパーは過去の恋愛話とずば抜けた銃の腕前を披露。銃を構えた姿が『ヒドゥン』の時と同じ顔でカッコ良いなぁと。
クーパーにメロメロのオードリーや、何故かプンスカ怒ってるナンシーの可愛らしさも際立つ本作ですが、一番印象に残るのはナンシーが夢中になって見ている“愛の招待状”とやらの安そうなメロドラマ。なんか、先が気になる。
あ、そうそう。声だけですがリンチ本人が扮するクーパーの上司ゴードンも登場。
中に宇宙人が入ってるとしか思えない腕前
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