1990年 アメリカTV 46分 サスペンス 採点★★★
家でお酒はほとんど飲まないので、喉が渇いた時はもっぱらコーラかコーヒーの私。どうやら“コー”って付くのがお好き。夜にDVDを観ながらコーラを飲んでると「なんかしょっぱいのが食べたいなぁ」とポテチを食べ始め、「口の中がしょっぱいなぁ」と今度は甘いケーキを食べ始める。そうすると無性にコーヒーが欲しくなるので飲んじゃうと、さぁもう寝れない。で、夜中に腹が減って来ちゃって、コンビニにカップラーメンを買いに行っちゃう。見た目こそ太ってませんが、結構ポッチャリし始めた今日この頃。
【ストーリー】
クーパーは人目を忍んでローラと付き合っていたジェームズの事情聴取を開始するが、彼の身の潔白を確信し釈放する。そのジェームズはローラの親友ドナと恋に落ち、共に恋人を奪われた形になったボビーとマイクは御立腹。一方その頃、丸太おばさんの丸太が事件について重要な事を知っていると聞かされたクーパーだが、如何せん相手が丸太なので話にならず。そんな中ローラの母サラは、あの日娘の部屋に何者かが潜んでいた事を突然思い出し…。
『ツイン・ピークス/序章』を経て、いよいよ本格始動したツイン・ピークス。その第一弾では、クーパーが世界一美味しいコーヒーと不味いコーヒーを一気に味わうことになる。
DV男のシャツに付いた大量の血痕や、ローラの隠された男性関係、キラー・ボブの登場など事件の核心に迫りそうなモチーフが色々と出てくるが、肝心のクーパーはコーヒーとチェリーパイに対する情熱を雄弁に語り、警察署ではドーナツが山盛りと、事件は一向に進展する気配がない。まぁ、エピソードを積み重ねていっても、さっぱりミステリーの解決に向けて進展しないのが本シリーズの特徴ですからねぇ。そもそも、順序立ててミステリーを解き明かすってよりは、一つの殺人事件を切っ掛けに、善良ぽかった住人達の化けの皮を剥がしていく方向にどんどん脱線するってのが主題のシリーズでもあるので、この脱線振りを楽しむのがよろしいかと。
無音のカーテンレール作成に執念を燃やすネイディーンや、役名があだ名でしかない丸太おばさんなど、エキセントリックなキャラクターが早々と全面に出始めるのも嬉しい。クーパーに対し「キャー!都会の男ー!」と舞い上がるオードリーが、踊りながら登場し始めるのもここから。
それにしても、結構な数のキャラクターが一気に出てくる本シリーズ。それぞれが飛び抜けた個性の持ち主なんで覚えるのは容易なんですけど、さすがに作り手としてはこの数は持て余すようで、重要キャラの家族の一員であっても忽然と姿を消すのがこのシリーズの特徴。今回は早速ドナの妹がいなくなっておりましたねぇ。
当時は「あれ?こんなの出てたっけ?」と何度もパイロット版を観返したものです
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