1975年 アメリカ映画 89分 ホラー 採点★★★
いくつになっても“悪魔の”だの“死霊の”だのの枕詞に滅法弱い私。その下に続くのが“はらわた”や“いけにえ”なら文句なしなんですが、例えそれが“ガンジー”だろうが“ベンジー”であっても、いたく食指を動かされてしまいます。逆に枕詞が“愛と青春の”や“世界の中心で”だと、カップリングが“したたり”や“墓場”であってもちょっぴりゴメンですが、枕詞が“がんばれ!”だと、ちょっと観たい。
【ストーリー】
キャンピングカーで休暇を楽しんでいた二組のカップルが、邪教の生贄の儀式を目撃してしまったことから、邪教集団の執拗な追跡を受けてしまう。

物語自体は、都会から来た旅行者が田舎で脇道に入ってしまったが故に豪くイヤな目に遭うという、現在まで綿々と続くホラーの定番ストーリーなのだが、まるで南部の人間は全て悪魔教信者かの如く大量動員された追跡によって疑心暗鬼に陥る主人公達を描く前半のサスペンス劇と、思いのほか派手なカーチェイスが繰り広げられるクライマックスに、70年代名物である投げっ放しエンディングを混ぜ込む欲張りな展開のバランスも悪くなく、飽きさせない。癇に障る悲鳴をあげ続ける女性陣も、程よい“イライラ”を提供。

南部の気候についてはチンプンカンプンなのだが、物語の舞台は1月。主人公達も「寒い寒い」と言っている。朝夕は分厚いコートも着ている。だけど、昼間は半そでだったりもする。それどころか、喜び勇んでプールで泳いだりまで。気温差が激しいんでしょうか?それとも、アメリカ人は水を見れば何月だろうと入ってしまうんでしょうか?

きっとバイクのタンクの中には、コカインがいっぱい
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