2011年09月20日

張り込み (Stakeout)

監督 ジョン・バダム 主演 リチャード・ドレイファス
1987年 アメリカ映画 117分 アクション 採点★★★★

どうにもこうにも一か所にじっとしているのが苦手な私。サブタレを書いてる数時間ですらじっとしていられず、PCの前を離れ部屋中ウロウロ。事務仕事も大の苦手で、集中すれば2時間で終わる仕事も半日掛かりに。日々うちの子供らに「少しはじっとしてろ!」と怒ってばかりいる私ですが、全然人の事は言えないですねぇ。

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【ストーリー】
シアトル。脱獄した凶悪犯の昔の恋人マリアを見張る為、彼女の家の向かいにある空き家で張り込みを始めたオチャラケ刑事コンビのクリスとビル。クリスは盗聴器を仕掛ける為、電話会社職員に成りすましにマリアの家を訪ねるが、あろうことか彼女に一目惚れ。マリアもクリスに惹かれ始め、どんどん深い関係へとなっていくのだが…。

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そつがなく良質な娯楽映画を撮らせれば右に出る者がいなかった、『ドロップ・ゾーン』『ブルーサンダー』のジョン・バダムによる痛快アクションコメディ。
覗いてた相手に惚れちゃう『裏窓』的サスペンスをベースに、アクションに笑い、ロマンスまでも詰め込みながら、その全てを絶妙なさじ加減でブレンドさせ、重過ぎず軽過ぎずのバランスで全く退屈させない作品に仕上げた、流石娯楽職人ジョン・バダムと唸らされる本作。役者の持ち味を存分に活かすだけではなく、その土地の特色を上手に活用した見せ場作りをする丁寧さも見事。たとえロケ地がバンクーバーであろうが、「あぁ、シアトルってこんな所なんだなぁ」と思わせる土地の臭いの再現も上手い。
大人になり切れない男というか、ヒゲを生やした子供にしか見えない主人公コンビの面白さが作品に与えた功績は非常に大きい。刑事らがあまりに子供っぽいので、警察署が学校に見えてしまうこと多々だが、職務とは言え覗きという行為の如何わしさを、このいたずらっ子のコンビの妙が薄れさせ、ロマンスへの発展をスムーズにさせて作品に軽快なリズムを与えている。“悪”を“悪”としてしっかりと描いているのもポイントで、そこをきっちりと描いているからこそ、笑いとのメリハリが生まれているのではとも。悪く言えば“他愛なく当たり障りのない作品”ってことになるが、タッチストーン製のジョン・バダム映画の本作にとってそれは最大の賛辞だと思うので、私はもう絶賛で。

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主人公のクリスに扮しているのは、『RED/レッド』『ポセイドン』のリチャード・ドレイファス。子供が大人の着ぐるみを着ているような茶目っ気溢れるキャラクターは、まさに彼にうってつけ。てか、独壇場。もう“ドレイファス劇場”。この頃の彼を観ていると、加藤茶が本格的に映画に進出してたらこんな感じになってたのかなぁと、ふと思ったりも。
一方、相棒のビルに扮しているのは、『飛べないアヒル』『ヤングガン』のエミリオ・エステヴェス。こっちはもう、完全にヒゲを生やした子供。本来なら精神年齢最年少のキャラを演じるところなんでしょうが、如何せん相手がドレイファス。気持ち保護者的立場の役柄を担当。まぁとは言っても、小学三年生の世話を四年生が焼いてる程度の立場ですが。
また、マリア役にはリチャード・ドレイファスの勧めでこの世界に入り、本作が劇映画デビューとなるマデリーン・ストー。最近は全く見かけなくなってしまったが、若干薄幸そうな顔立ちながらも、惚れた相手には情熱的ななんとも堪らない役柄を好演。惚れるなって方が難しい。たまたまマデリーン・ストーが向かいの家に住んでて、たまたま自分の部屋に望遠鏡があったら、覗かない自信は欠片もなし
その他、『アンノウン』のエイダン・クインや、ブレイクを目前に控えてた『レポゼッション・メン』『フェイク シティ ある男のルール』のフォレスト・ウィッテカーも出演。
そう言えば、なんでこの作品もブルーレイになってないのか不思議だったんですが、アメリカでもまだブルーレイ化されてないんですねぇ。なのに、残念な続編の『張り込みプラス』はブルーレイになってる不思議。

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実年齢は倍ほど違うが、精神年齢はほぼ一緒の二人

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posted by たお at 14:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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