2011年 カナダ/アメリカTV 90分 アクション 採点★★
何事においてもやりたい放題のセガールが初のアクションTVシリーズに挑むってんで興味をそそられた本作。最近のセガールと言えばDVDストレートがメインだっただけに、アメリカのお茶の間もセガールの傍若無人っぷりに驚いただろうなぁと反響を調べてみると、アメリカで放映された形跡が見つからない。全13エピソードの内、スペインとイギリスではこれともう一本が放映されたっぽいけど、あとのエピソードは日本のようにいつものセガール映画っぽい装いでDVDリリースされるとか。相変わらずセガールは好き放題だなぁ。

【ストーリー】
シアトル。精鋭を集めた特別捜査隊を率いるケインことセガールは、ある殺人事件を切っ掛けに、背後にいたロシアンマフィアの麻薬王を「よよよいのよい!」とやっつける。

で、その実態の良く分からないTVシリーズの第一弾となる本作。監督を務めているのはセガールの子分の中では“ミヒャエル・ケウシュよりはマシ”って立ち位置に居る、『沈黙の逆襲』『沈黙の鉄拳』のキオニ・ワックスマン。
いかにもTV的な顔立ちをした若手を率いたセガールが、最近のセガールのお気に入り題材である“ロシアンマフィア”と対決するのだが、別にロシアンマフィアじゃなくても全然大丈夫な薄い作りが特徴で。チームを描いているからといってセガールがアンサンブルに徹するわけもなく、ストーリー進行や走ったりするセガールにとって大変面倒臭い事柄を若手に任せ、要所要所の美味しい所にセガールが「よよよいのよい!」と出てきてプチ暴れする、とってもセガールに優しい作り。
無駄に時間を前後させてわけ分からなくしたり、後ろ姿になった途端にセガールがやせ細ったり、セガールの頭がM字に切った海苔を貼ってる様にしか見えなかったりと問題が多い作品ではあるが、それはまぁいつものことなので然程気にならず。最後に唐突に現れる美女と突然セガールがチューし始める、いつものセガール・ハッピータイムにも驚かされるが、「なんともまぁ理想の老後生活を送ってるなぁ」と単純に羨ましく思えるだけなので、“面白いか面白くないか”で問われれば“面白くない”だが、“好きか嫌いか”であれば“好き”な一本。

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銀座の映画館で、
1〜6までの一気観というイベントやってたんですが、さすがにそれは遠慮してしまいました。
http://cinechan.at.webry.info/201107/article_24.html
それは流石に拷問としか^^;