で、今晩の金曜ロードショーは『ROCK YOU! [ロック・ユー!]』なんですね。好きな映画です、コレ。見事にあやかっちゃったタイトルと、“『グラディエーター』がレンタル中だったらコレ”みたいなポジションに居るので誤解されがちですが、B級史劇じゃぁないんでご注意を。舞台設定を中世にしてみただけの、学園物です。80年代に流行ったジョン・ヒューズ系の。
『ミスティック・リバー』『ペイバック』『マイ・ボディガード』の脚本家ブライアン・ヘルゲランドが監督・脚本なんですが、学園物の定番ストーリー枠から一歩もはみ出さないのに、中世の設定とクィーンやらボウイやらの曲が飛び交う学園物語の融合に違和感を感じさせないのが、立派。貧乏学生が「俺だってやれば出来るんだい!」と、金持ち私立学校の生徒しか参加できない競技に参加して成長していく様を、恋あり友情ありで描くストーリーはまんま学園物。もちろん、ボウイの曲が流れるから「好きだ」ってのも大きいですが。
そのボウイの曲、アルバム『ステーション・トゥ・ステーション』に収められている“ゴールデン・イヤーズ”が流れる舞踏会(プロム・パーティ)のシーンが素晴らしい。いかにも“舞踏会でございます”風に流れる曲が徐々に“ゴールデン・イヤーズ”に変わっていき、最後は全員で踊るこのシーンが圧巻。何度観ても堪らないし、ここだけでも観続けていたいですもの。ただ、元々この映画の時間が長いので、TV用にカットされてなければいいんですが。
話は逸れますが、高校の頃一時アメリカに行っておりまして、そこで参加したパーティでも“ゴールデン・イヤーズ”とシンディ・ローパーの“タイム・アフター・タイム”が流れてましたねぇ。定番曲なんでしょうか?
また、“ゴールデン・イヤーズ”といえば、スティーヴン・キング原作のTV映画で同名のがありましたね。なんか、年寄りが若返っていく話。それでもテーマソングとして使われてたんですが、ずーっとイントロしか流れないもんだから、おあずけを喰らった犬のようにイライラしたものです。
『ロード・オブ・ドッグタウン』のヒース・レジャーや『ファイヤーウォール』のポール・ベタニーが出てたりと、何気に出演陣が豪華な作品なんですが、一番のお気に入りは『ドッジボール』の海賊アラン・テュディック。喧嘩になったら手を出すより先に噛み付いてしまいそうな風貌が好き。
きっと私は今晩観ないんでしょうが、お時間があれば観てみては?
王様を学園の理事長とかにすれば、なおさら
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タグ:雑記
真剣に感心してしまいました。
だから、スッキリ楽しめるのですなぁ。
小生はルーファス・シーウェルがええな〜と思いました。
たおさんも彼がお気に入りなんて、凄く嬉しいです♪
哀生龍も「ロック・ユー!」のワット&「ドッジボール」の海賊スティーヴが大好きです!!
TVでも、ワットがお嬢様からの伝言を伝えるシーンがカットされずに済んだので、喜んでしまいました(笑)
勿論、ハイテンションのベタニーさんも最高なんですけどね。
すっごく典型的な学園モノの構造ですよね。だからかなり好きだってのもあるんですが^^
ただ、“主人公の幼馴染で男勝りだけど実は主人公に想いを寄せている”的ポジションにいるはずの板金娘の扱いが軽すぎるのが不満でしたけど。
いーですよねー、彼!
足りないならではの真直ぐさがピッタリですよね^^