2006年08月04日

2006年7月度 ベスト&ワースト

相変らず基準の曖昧なベスト&ワーストを

ベスト
@ユナイテッド93
Aシン・シティ
Bブレイキング・ニュース
Cジャーヘッド
Dスパングリッシュ

劇場新作には相変らず縁遠いものの、珍しく新作DVDは多く観た7月。
@徹底的に再現された周囲の状況に、想像上でしかない機内の物語を添え“真実の物語”とするのには不謹慎ささえ感じてしまうのだが、それらを払拭しても余りある完成度。“テロ=悪”“乗客=英雄”という単純構造に陥らず、彼らを同じライン上に乗せる事で、より明確なメッセージを伝えている。また、ドライに徹しながらも無味乾燥な作品になっておらず、登場人物に生活感を持たせたことで、パニック映画としても第一級のクォリティを持つことに。同じように“極限状態における人間のリアルな行動”を目指した『ポセイドン』と比べれば、その完成度の高さはより明確になる。Aエピソード毎の満足度にバラつきはあるものの、ミッキー・ロークが全てを救っている。コミックを徹底的に再現すると、ミッキー・ローク主演の東映映画になるとは思いもしなかった。B『PTU』と迷ったのだが、双方の足りない部分を双方が補う形であるので合わせ技で。食事シーンにアウトロー達の男気を感じ、高評価。C男の子ってのは、どんな場所に居ようと退屈したり鬱屈したりすると、することは同じなんだなぁと。D『オーディション』の方が遥かに面白かったのだが、「もう一度観たいか?」と聞かれれば「当分はごめんです」なので、アダム・サンドラーには満足しなかったが、居心地の良さと、最近観た映画の中では一番食欲をそそられたサンドイッチの威力に、本作を推す。

ワースト
@沈黙の脱獄
A2001人の狂宴
B黒の怨
Cダイヤモンド・イン・パラダイス
D輪廻

@毎月毎月新作が出る度に観ては、ガッカリの繰り返し。懲りない私が悪いんですが。アクション映画として肝心な部分はとことん手抜きして、なくてもいい“セガール色”だけに力を入れる昨今のセガール映画。なのに、セガールの主張が劇中全く機能していないんですもの。セガールってば。A優等生がバカの真似をしても、歪さやいかがわしさは再現できない。鼻につくだけ。Bマチルダ婆さんの行動パターンに一貫性がなさすぎる。そもそも歯で何をしたいんだ?Cバカンスに行ってる本人は楽しいでしょうけど。Dホラー映画の枠を壊したかったんでしょうけど、大黒柱を折っちゃぁ。
基本的にホラーが全滅だった7月。『ロード・オブ・ウォー』『クラッシュ』『エミリー・ローズ』など、期待が大きかった分その中途半端さが耐えがたかった作品も多し。

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posted by たお at 01:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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