2011年07月08日

ハリーとヘンダスン一家 (Harry and the Hendersons)

監督 ウィリアム・ディア 主演 ジョン・リスゴー
1987年 アメリカ映画 111分 ファンタジー 採点★★★

その昔は心霊番組やUFO番組と同様に、ネッシーや雪男なんかのUMA番組も随分と人気がありましたよねぇ。番組の一番最後に、森の奥を歩くなんか毛むくじゃらなのが一瞬映るだけだってのが分かっていても、ついつい90分TVにくぎ付けになってたものです。その人気のせいか、日本でもイッシーやらクッシーやら色んなのが出没しましたよねぇ。ところで、生憎広島の方には知り合いが居ないんで分からないんですが、最近どうなんですかヒバゴン?元気にやってるんですか?

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【ストーリー】
キャンプからの帰り道、山道で巨大な生き物を車ではねてしまったヘンダスン一家。それがビッグフットに違いないと思った彼らはその死体を家に持ち帰るが、ビッグフットは気絶をしていただけで、家中をめちゃくちゃにされた揚句逃げられてしまう。街中がビッグフット騒ぎに陥る中、ビッグフットは心優しい生物だとしったヘンダスン一家は、ハリーと名付けたビッグフットを家族として迎えるため探しに出る。しかし、長年ビッグフットを追い続けるハンターも街にやって来て…。

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UMAの代表格であるビッグフットとの心温まる交流を描いた、スティーヴン・スピルバーグ率いる『ニューヨーク東8番街の奇跡』のアンブリン製らしさ溢れる、ハートウォーミングなファミリーファンタジー。
ビッグフットと一家族のドタバタ珍騒動を描くこの作品を「他愛ない」の一言で一蹴するのは簡単であるが、それで済ませるにはなんとももったいない一本。実のところ、最初の遭遇以降、ほとんどの時間をビッグフットとヘンダスン一家が直接絡まないまま進んでいく本作。その絡まない間を雪男珍騒動で埋めるのではなく、一家の長であるジョージの成長物語に費やされている。本来は心優しく絵の好きな男なのだが、銃砲店を営む父親に認められたい一心で、本心では好きでもない狩りを続けるジョージ。そのジョージが雪男騒動に巻き込まれる中で、銃の力に頼るのではなく、ジョージ本来の心根の優しさをベースとした強さを取り戻すサイドストーリーを丹念に描いた事で、ハリーとの関係性をしっかりと高めた構成が上手い。尚且つ、ハリーと関わる登場人物全員のエピソードが、何らかの形で決着を迎える丁寧な作りも、なんとも心地よい。ハリーが肉を食わないって設定に若干の極端さを感じてしまうが、山の精としての存在感やジョージの優しさにリンクさせるためには必要な極端さなのかと。口の周りを血だらけにして鹿の首筋とかに食らい付いてるハリーを見せられても、「うわぁ…」ってなるだけですし。

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ジョージ・ヘンダスンに扮する、『トワイライトゾーン/超次元の体験』『2010年』のジョン・リスゴーや、その妻役である『未知との遭遇』のメリンダ・ディロン、『大逆転』のドン・アメチーらが、心優しいキャラクターをなんともまろやかに演じて作品を盛り立てているのだが、やはり本作で一番の見所はビッグフットのハリー。
その優しさの滲み出たデザインもさることながら、今観ても充分驚かされる程豊かな表情を見せるハリー。さすが『キングコング』『マイティ・ジョー』のリック・“猿なら任せろ!”・ベイカーの仕事。この、映画一本を引っ張るだけの魅力を持つハリーを作り上げたリック・ベイカーの存在も大きいが、ビッグフットと言えば真っ先に思い浮かべる“パターソン・ギムリン・フィルム”での動きを再現させた、ビッグフット愛に溢れる演出も心憎いばかりで。因みに、ハリーに扮していたのは『プレデター』のケヴィン・ピーター・ホール。どうりでデカイわけだ。
それにしても、TVでもよく放映されてましたし、どこのビデオ屋に行っても一本は置いていたそれなりに知名度はある本作なんですが、日本ではDVD化されてないのがちょっと驚き。なんででしょ?旧作をDVD化する時になんとなく漏れてしまったのか、ヒバゴンに気を遣ったんでしょうかねぇ?

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「こんなビッグフットに会いたい!」って思わせただけでも充分

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posted by たお at 03:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 前にも観たアレ■は行■ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はい、はい!わたし広島。広島の知り合い。
ヒバゴンさんの目撃情報は最近はとんと聞きませんが
わりとかわいいヒバゴンキャラとなって売り出されたりしてます。
http://homepage2.nifty.com/f-pageh/hiro/gon/chara/chara.html
「ヒバゴンのたまご」というお菓子うってたり(笑)

『ハリーとヘンダスン一家』なつかしいです。
確かジョーズ(4?)の同時上映で観ましたが
子供心にこっちの方がおもしろかった記憶が。
Posted by kenko at 2011年07月08日 21:50
kenko様、こんばんは〜♪
おぉ!意外と近い所に広島県民が!
そうですかぁ、ヒバゴン出ませんかぁ。。。
ただ、キャラとしては随分と頑張ってるようで何よりw
リンク先のヒバゴンもなかなか可愛いんですが、どうせなら最後の文面を“本物のイラストとは若干色が異なります”ではなく、“本物のヒバゴンとは若干異なります”くらいにしとけばいいのにw
にしても、ヒバゴン。卵産むんだ。。。
Posted by たお at 2011年07月09日 00:08
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