2005年 アメリカ映画 88分 ホラー 採点★★
“ホラー映画好き=スプラッター映画好き”と、ひとまとめにされるのはイヤなんですが、まぁ“目クソ鼻クソ笑う”みたいなもんなんでしょうねぇ。
【ストーリー】
南北戦争時に北軍によって虐殺された南部の町民達の亡霊が、道に迷って訪れた北部の若者達を虐殺する。
60年代に、過剰なまでの血糊と殺戮描写がてんこ盛りとなった映画を数多く作り、後に“スプラッター映画の元祖”と呼ばれるようになるハーシェル・ゴードン・ルイスの『2000人の狂人』を、『キャビン・フィーバー』『ホステル』でホラー映画界の新たな才能として期待されるイーライ・ロスが製作。H・G・ルイス映画を観まくっていたであろうイーライ・ロスらしく、オリジナルにあったチープかつ場当たり的演出によって勝手に生まれちゃった不条理感が呼ぶ恐怖と笑いを忠実に再現。“道に迷った若者が南部の田舎者に殺される”ベタな設定に過剰なまでの能天気さを加えている為、異様で不謹慎な香りのする最近では珍しいタイプのホラーとなっており、昨今のリメイク群の中ではその方向性・雰囲気など、リメイクの必要性は別にして成功例と言える。血糊の量も多く、首も盛大に飛びまくる特殊効果も派手。好きな人には堪らない作品なのでは。私自身は、あんまり好きじゃなかったりしますが。好みの問題ですねぇ。
ホラー映画におけるロバート・イングランドの表現力は見事なもの。『エルム街の悪夢』の分厚いメイクからでも発揮していた存在感は、本作でも存分に味わえる。胡散臭い役をやらせたらピカイチのピーター・ストーメアが、何気に出ているのにも驚く。年配層が印象に深い割には、登場時間の多い若者勢に味わいがないのはいつものことですが。
同じ国内だと言うのに、これだけホラーの舞台になる土地があるってのもスゴイ。南部の人たちは、どう思ってこういう映画を観ているんだろ?都会モノが殺される様を喜んでたり?日本だと何かの因縁話でもないと成立しづらい“土地物ホラー”。行くだけで何やら起きそうな土地ってどこだろう…?
名○屋?
オリジナルっていっても…
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旧作しか観てないんでアレですが、確かに出鱈目っか適当な作品でしたが、最近の辻褄が微妙ぅに合ったりお話として筋がギリギリ通るような小奇麗さっか丁寧さには無いパワーや勢いっかノリが好きなんですがしかし、いつの間にかリメイク版の日本版DVDがリリースされているとわ… いやまぁ不謹慎な作品で嫌いじゃぁないんですが、どうせなら『ブレインデッド』の完全版とかリリースしてくれればいいのになぁ…
> 行くだけで何やら起きそうな土地ってどこだろう…?
> 名○屋?
名古屋に通勤する私には『牛頭』『ボンベイtoナゴヤ』とか『ハンテッド』は「事実」です!(笑)
どうやってもデタラメになってしまう人の作るモノと、ちゃんとした人が狙って作ったデタラメさでは、触感が違うんですよねぇ。「なんだコレ?」っていう驚きがないんですよ。
「事実」ってことは、ヤクザ廃棄工場があったり、旅館の女将が母乳搾ってたり、新幹線に忍者が来たりするんですか!?
すげー、名古屋!!!
オリジナル、リメイクと続けて観てしまいました・・。
何だかお腹いっぱいです。
私も観ながら、「南部の人って心が広いんだなぁ」と思ってしまいました。
宗教映画はしょっちゅう上映反対デモとかされていますが、こういうハチャメチャな映画は怒られたりしないんでしょうか?
ピーター・ストーメアが、ホントに何気に出ていたのが印象的です。(絶対なんかやらかしてくれると思っていて、ガッカリしました・・)
いやぁ、きっと心が広いんじゃなくて、心に怒りを溜め込んで「いつかきっとコレと同じ目にあわせてやる!」と思ってるんじゃw
最近南部に関するイヤーなドキュメントを観たばっかなので、尚更南部人への偏見が大きくなってるんですが^^;