2006年07月09日

2006年上半期 ベスト&ワースト

ベスト

初めて観た作品からのみのランキングなので、製作年度はバラバラ。映画の完成度からと言うよりは、「もう一度観たい!!」と思わせる面白さから選別。

@ミュンヘン
Athe EYE 【アイ】
Bスタスキー&ハッチ
Cエルフ 〜サンタの国からやってきた〜
Dノロイ
Eセルラー
Fラブ・アクチュアリー
Gアダルト♂スクール
Hバス男
Iスカイ・ハイ

@憎しみの連鎖の構造をリアルな暴力描写と相変らずのヒネたユーモアを盛り込み演出。メッセージの重さとは裏腹に、70年代活劇を思わせる娯楽性もある。仰々しい音楽にのせてしつこい位メッセージを叫ばなくても、ラストにちらりと映るツインタワーがしっかりとテーマを主張。A怪談の裏に悲しみの物語があることを再確認。受けた影響を貪欲に取り込み、独自のスタイルへと昇華させるタイ映画の底力に驚いた。Bノリにノッたベン・スティラー。オリジナルの存在がなくても充分機能する面白さ。Cベン・スティラー同様絶好調のウィル・フェレル。ゲテモノ扱いをされてしまっているが、ハマるとその無間地獄から抜けれない。D心霊ドキュメンタリーのいかがわしさを前面に押し出しながらも、見事な構成で見せる。インチキ臭い映像の中に、なにかフィルターをかけて隠しているモノがあるのではと感じさせる不気味さが秀逸。Eテンポ・テンションともに娯楽映画の見本のような一本。ウィリアム・H・メイシーの横っ飛びガンアクションが観れるだけでも満足。Fこのタイトルが出ただけで驚かれるブログに成長したことを感慨深く。でも、本当に面白かったですよ。似合わないでしょうけど。Gバカが大人に戦いを挑む様はコメディの王道。H来年あたりはこっそり別のタイトルで再販されてそうな気さえする絶望的な邦題だが、「他人の目なんか気にするな。着の身着のままの自分でいろ」と励まされる作品。I80年代に腐るほど観た青春映画の基本構造を忠実に再現。全くもって他愛のない映画だが、他愛のない映画ほど繰り返し観てしまうもの。『ドッジボール』や『ヒトラー 〜最期の12日間〜』なども、なかなか忘れがたい逸品。


ワースト

こちらも初めて観た作品からの選別なので、製作年度はバラバラ。完成度以前に、嫌いだったり居心地が悪かったりした作品を中心に。

@ポセイドン
Aティアーズ・オブ・ザ・サン
Bボクらのママに近づくな!
Cおまけつき新婚生活
DMr.&Mrs.スミス
E沈黙の追撃
Fチャイルド・プレイ/チャッキーの種
Gザ・リング2
H運命を別けたザイル
Iレインメーカー

@どんな映画にでも意義は見出せるもの。しかしそれは観客側の作業であって、作り手はまず面白い作品を作っていただきたい。オリジナルの存在を無視したとしても、極限状態の人間模様をリアルに描いたと言う割には、行動が場当たり的で中途半端。あ、そこがリアルだったのか?様々な省略が施された本作であったが、一番必要だった省略は“この映画を作ること”じゃないのか?Aキレイゴトの博覧会。肝心な問題には目をつぶる、エセ男気映画。BC生理的に受け付けない。D引き出物に写真が印刷されたでかい絵皿を貰ったかのような気分。E“動かない”“怒らない”“歌わない”のダメセガール映画。Fもともと笑うか怖がるかのギリギリのラインにあったこのシリーズ。脱構築したがごとく笑いに昇華させた本作は狭い範囲で受けも良く評価に値するが、一部にだけ受けていたのではホラーに将来性はない。Gケチャップで寿司を食べたかのような食べ合わせの悪さ。H登山家の方々にはすこぶる評価の高いこの作品。生憎私は登山をしないので。ある程度の誇張は、映画として観るには必要。I裁判シーンがスリリングなわけでも、人間の倫理観を深くえぐるわけでもない作品。絵に描いた様な善人と悪人が見せる絵に描いたような勧善懲悪の物語。絵本みたい。

【総評】

劇場未公開作および投げ捨てられるかのように単館・短期間公開された作品に面白い作品が多かった。決して気取ったミニシアターなどではなく、単純な娯楽映画にこの傾向が多々見受けられた気が。メジャーな俳優が出ているわけではないので、配給会社としても売り出しづらいのであろうが、そういった作品をヒットさせるのが配給会社の仕事ではないのだろうか?大作かスター映画、なんでもかんでも“泣ける”と宣伝する今のやり方では、今後先細りしていく一方なのでは。俳優を“スター”にするかどうかも配給会社の仕事の一つ。軒並み高齢化の進む現状もなんとかしていただきたい。予算を湯水の如く使ったアクションに面白かったものが全くなかったのも特徴。大作がアテにならなくなってきたこの頃だが、どうする宣伝マン?まだ“泣ける”で引っ張るのか?

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posted by たお at 15:07 | Comment(2) | TrackBack(1) | 月間ベスト&ワースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ベストテンの中で鑑賞済みの作品は『ミュンヘン』と『セルラー』だけです。両方ともいい作品でした。特に『セルラー』の方が好みかな。

今度時間があるときに『ラブ・アクチュアリー』、『スカイハイ』あたり、借りてみますね。
Posted by せぷ at 2006年07月09日 23:20
せぷ様こんばんは♪
なんか、ホラーとコメディに偏りまくったランキングですが、実際面白かったのはこんな感じで^^;
もし観る機会がありましたら、是非。レビューを楽しみに待っております♪
Posted by たお at 2006年07月10日 02:47
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