2005年 アメリカ映画 91分 アクション 採点★★
画面に映っている間中ずーっとしゃべりっ放しなのにタイトルに“沈黙”と付く男、セガール。その沈黙できないセガールが、沈黙が重要な脱獄に挑戦。ドキドキしますねぇ。
【ストーリー】
悪人から金品を盗み、貧しい人々に分け与える怪盗ハーラン。しかし、この稼業から足を洗おうと考えたハーランは、マックスという男の下で現金輸送車の運転手として働くことに。だが、相棒に銃を突きつけられ現金強奪を手伝わされた挙句、投獄されてしまう。
セガールが怪盗。軽い身のこなしで、ビルとビルの間をワイヤーでひゅーとかやっちゃうんでしょうか?覆面にマントで。で、セガールが脱獄。囚人達からなぶりものにされたり、看守に殴られたり、独房で独りキャッチボールとかしちゃうんでしょうか?スプーンでコツコツ穴掘ったりするんでしょうか?あの図体だと、相当大きな穴を掘らなきゃいけませんね。
まぁ、蓋を開けてみればいつものセガール映画なんですが。怪盗っていうよりは、強盗ですし。ナイフを突きつけられれば、逆に相手をブスー!銃を突きつけられれば、その腕をボキー!セガールにちょっとでも触れればやられちゃうので、今後はセガールに近づかないよう注意していただきたい。見かけたら、背を向け一目散に走り去ることをお勧め致します。以前は走って追っかけてきましたが、最近はあまり走らないので安心かと。
で、これも最近のセガール映画の特徴なのだが、話が全く整理されていない。結局悪玉が何をしたかったのかが皆目わからないし、麻薬組織に麻薬取締課の癒着を絡めるに飽き足らず、予知夢だの黒魔術だのを絡めてしまったので余計混沌と。なくても全然関係ないのに。まぁきっとセガールがやりたかったんでしょうね。
やたらと囚人が自由に色んな場所を行き来できる自由度の高い刑務所と、脱獄後も誰も探しに来ない大らかさが特徴の本作で、『電撃』を目指したのか『グリマーマン』を目指したのか、今回は黒人のバディと軽妙なトークを披露するセガール。「笑わせてやるゼ」と意気込むセガールですが、笑わせようとしていたのに気付きませんでした、ごめんなさい。てっきり、いつも以上に襟足の浮き上がった髪型で笑わせようとしているのかと勘違いしてました。
まるで向こうにカンペがあるかのように遠くを見つめながら喋るセガールは、今回も動きたがらず。アクションシーンのほとんどが、後姿のうえに首から上が全く映らないという徹底ぶり。アクションスターとしては、ある種新しい。
年貢を納めるかのごとくダメセガールを観続けているが、いつかまた面白いセガールに出会えることを願う。だが、まずは痩せろ。
コレだけ見ると、すっかりおじいちゃんですが
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いやあ、本作は全てにおいて中途半端でしたねw
脱獄があんなにあっさりとできるもんだなんて・・・w
えらく適当な映画でした^^;
何をやりたいのかサッパリわからない映画でしたが、セガールが黒魔術をやりたいことだけはヒシヒシと伝わってきましたw