2001年 アメリカ/カナダ映画 99分 コメディ 採点★★★
“カワイイ”ってのは武器だ。どうすればより可愛く見えるかを研究した、努力に裏打ちされた才能とも言える。男なんてものは、可愛い子にとにかく弱い。クールを気取って興味ないふりして視線を逸らそうが、頭の中は「うわぁー!やべー!カワイー!!」とけたたましくサイレンが鳴っているんですから。
【ストーリー】
田舎町で細々とバンド活動を続けるジョージー、メル、ヴァルら“プッシーキャッツ”は、ある日大手レコード会社にスカウトされる。突然スターとなった彼女らは戸惑いを隠せないが、その裏には大きなカラクリが隠されていた。
コミックが原作で、『ドラドラ子猫とチャカチャカ娘』というタイトルで放映もしていたようだが、全く観た記憶がない。地方では、やってなかった?
で、本作を大雑把に噛み砕いてみれば、『ゼイリブ』から男気とカーペンターと宇宙人と主張性を取り除いて、レイチェル・リー・クックとタラ・リードとロザリオ・ドーソンを足した感じ。ま、“サブリミナル”ってとこしか合ってませんが。
“大企業による陰謀”というプロットの扱いがぞんざいだったり、思いのほかテンポがかったるかったりもするが、レイチェル・リー・クックらが思いっきり可愛いので文句なし。“キャンディは甘ければ甘いほど美味しい”のだから。駄菓子屋に行って「懐石料理出せ」って言ったら、おばあちゃんが可哀想だ。まぁ、100分近く若い子が耳元でキャーキャー騒いでいるような異常に高いテンションは、年寄りには堪えましたが。
キャラクターがどう色分けされているかが、この手の作品のキモでもあるのだが、本作の“プッシーキャッツ”の三人は、主役・シッカリ者・バカと明確に色分けされ、成功した部類。『アメリカン・パイ』のタラ・リード扮するバカは、そのあまりにナチュラルなピュアぶりに、観ているこっちが心配になるほど。ロザリオ・ドーソンはまぁ……シッカリ者でしたよ。
個人的にはセス・グリーンを観れたのが一番嬉しかったが、やはりこの映画はレイチェル・リー・クックを観る映画である。主食がドングリかのような彼女が、露出も高めな衣装で目をクリクリさせながら飛び回る姿を見ているだけでお腹がいっぱい。観ているうちに次々浮かぶ不満も、彼女の姿が帳消しにしてくれるうえに、アラン・カミングの怪演もついてくるので、ゲップが止まらない。胃もたれしたい方にはオススメの一本。
3人同時にキメ顔するのは困難なようで
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サントラも買っちゃいました!
実は、プッシーキャッツを除いた“カミング氏とDu Jourとパーカー・ポージー”がもっと見たかったんですけど・・・(苦笑)
だから特典映像のPVにDu Jourが2曲も入っていて、ひとり大喜びでした♪
Du Jourの4人が、ハリー・エルフォント/デボラ・カプランのコンビの「待ちきれなくて・・・」に全員出ているのはご存知ですか?
まぁ、『ワイルド・パーティー』から巨乳とバイオレンスを抜けば、コレとちょっと似てるかもw
どっちかと言えば、『動物奇想天外』とか観ている時の感情に近いかも。
何で特典にDu Jourが出まくりなのか不思議だったんですが、監督繋がりでしたかぁ。
『待ちきれなくて…』は未見なので、なんとも。
セス・グリーン観たさに、近々観てみますね^^
この映画サントラまで買っちゃいました…。
タラ・リードはほんっとおばかな役が似合いますね☆
レイチェル・リー・クックの可愛さは鉄壁でしたねぇ。タラ・リードは似合うというより、本気で心配になります^^;